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家族の安心・安全のために、加入するのが保険です。無事に加入できると、ホッと安心するものですよね。しかし「ずっとそのまま放置すれば良い」というわけではありません。 時代や年齢、そして家族の状況は刻一刻と変わっていくもの。節目ごとに「今の自分たちにとってベストな保険」へと切り替えたり、見直したりすることが大切だと言われています。 少し面倒なイメージもある「保険の見直し」ですが、実際に挑戦してみると、安心度が高まり、さらに家計への負担が軽減できる可能性も。「よし! 挑戦してみよう!」と思ったときに、知っておきたいポイントをまとめます。

 

■保険は「長い目」で見ることが大切

保険は、今の自分だけではなく、将来の自分や家族の安心のために入るものです。保険に入っていたことで、万が一の事態が起きたときでも、金銭的に助かった!なんて例は、決して少なくありません。だからこそ保険について考えるときには、「今」だけではなく、「将来」にまで目を向けて、冷静に判断する必要があります。 例えば医療保険には、「定期タイプ」と「終身タイプ」が存在しています。定期タイプは、あらかじめ決められた期間ごとで、契約が満了するもの。契約を継続したいときには、また新たに契約を結び、次の期間を過ごしていくことになります。一方終身タイプは、一度保険に加入したら、一生涯保障を受けられる仕組みになっています。その代わり、最初に決定された保険料を、生涯支払っていく必要があります。 定期タイプの特徴は、保険料が年齢に応じて、段階的にアップしていくということです。一般的に考えれば、若い人よりも高齢者の方が、病気のリスクが高まるもの。保険料を支払う機会が増えると考えられることから、このような料金体系になっています。 一方で、終身タイプは、生涯のリスクを前年代で等分に分割する考え方を採用しています。 30代~40代の子育て世代が「保険料を安くしたい!」と思ったときには、終身タイプよりも定期タイプの方が、保険料が安くなるケースも少なくありません。しかし「今」の安さだけに釣られて、定期タイプを選んでしまうと、将来の保険料が非常に高くなってしまう可能性があります。 長生きすればするほど、定期タイプの保険料は高くなっていきます。終身タイプより「結果的に多くの保険料を支払った!」なんてケースも少なくありません。 こうしたリスクを踏まえて、「長い目で見たときの損得」についても、しっかりと頭に入れておきましょう。