上手におもちゃとお別れするにはみんなどうしてる?
お気に入りのおもちゃがいつの間にか消えていたり、目の前で強制的に捨てられたり…といった処分方法は、子どもの気持ちを考えるとできれば避けたいもの。 遊ばなくなったおもちゃを手放す理由を親子で話し合い、子ども自身が納得しておもちゃとお別れできるのが理想的ですね。
過去に「子どもが使わなくなったおもちゃの処分方法」をたずねたアンケートでも、7割以上の保護者が「手放すように説得し、子どもも納得している」と答えています。 そこで、おもちゃを手放すとき、みんなはどのようにしているのか、具体的な方法を聞いてみることにしました。
「定期的に、すべてのおもちゃをシートに広げ、今まさに遊んでいるもの、もう遊ばないもの、保留の3種類に分けます。子どもには今使うおもちゃの箱を持たせておき自分で入れさせます。捨てるおもちゃは”ありがとう、バイバイ”と声をかけながら箱に入れていきます。保留の箱はしばらく手に取れるところに置いておき、やはり遊ばないと思ったおもちゃから捨てる用の箱へ移動させます。この繰り返しです」(Sさん・4歳の男の子の保護者)
「特別気に入っていた小さなぬいぐるみや、初めてのおもちゃだったガラガラなど、思い入れのある数点だけは、子どもと一緒に「宝物箱」に入れてしまってあります。それ以外は、宝物箱に入らないからバイバイしようね、と言い聞かせると納得してくれることが多いです」(Uさん・5歳の女の子の保護者)
「誕生日やクリスマス前に、プレゼントの新しいおもちゃの入る場所がないと困るね、と話して、子ども自身に手放すものを決めさせています。3つなど数を決めてあげると子どもも選びやすいですよ」(Kさん・7歳の男の子の保護者)
「子ども本人にも、かつて気に入っていたおもちゃを捨てるのはかわいそう・もったいないという気持ちがあり余計に手放せないようです。保育園や自治体のバザーに出すと言うと、また誰かに使ってもらえると安心するのでしょうね、すんなり手放してくれます」(Mさん・8歳の男の子の保護者)
というように、工夫をしながら親子でおもちゃとのお別れに取り組んでいるようです。 ただ、最近のバザーでは「景品やおまけのおもちゃは引き取り不可」というルールがあることも多く、そういったおもちゃは捨てるしかない場合も….。