正しくシャンプーができていないと、頭皮に皮脂が残ってニオイやべたつきの原因になってしまいます。それだけでなく、髪の毛にもダメージを与えてしまうので、正しい洗い方で毎日キレイに洗うように心がけたいですね。 高いシャンプーやトリートメントでケアしなくても、髪をきれいに洗ってしっかりと乾かしておけば、次の日のスタイリングも決まりやすくなります。今回は、意外と知らない正しい髪の毛の洗い方と乾かし方についてご紹介します!
■まずは頭皮のブラッシング
お風呂に入る前に、まずは髪の毛をブラッシングします。この時に先の丸いブラシを使うと、頭皮を優しくマッサージしてくれる効果もあるのでオススメです。 まずは髪の毛の根元から優しくかき上げるようにブラッシングし、頭皮の汚れを浮かび上がらせます。髪の毛についた汚れやほこりも同時にとれるため、シャンプーをしたときに汚れが落ちやすくなります。 また、頭皮が刺激されて血行促進効果も期待できるので、抜け毛予防にもなりますよ。
■たっぷりのお湯で予洗い
まずはシャワーで髪全体をよく濡らし、しっかり予洗い(お湯だけで髪の毛を洗うこと)をしましょう。髪全体の汚れが落ちるまで、最低でも30秒以上は予洗いをすべきと言われています。 髪の毛の汚れはシャワーのお湯だけで約9割は落ちるとされていますので、しっかりと予洗いすることでシャンプーの量も少なく済みますよ。 たっぷりの水分が髪の毛の内部までいきわたることで、シャンプー時の摩擦による痛みを予防してくれます。 この時、念入りに予洗いしようと髪の毛を強くこするのはNG。髪の毛が傷んでしまうので、あくまで軽く頭皮をマッサージしつつお湯で流すイメージで行いましょう。
■うなじから頭頂部に向かってシャンプー
シャンプーをするときは両手で軽く泡立て、髪全体にシャンプーをなじませます。まずはうなじから洗い始め、徐々に頭頂部に向かって円を描くように洗っていきましょう。 洗い方のコツとしては、髪の毛を洗うのではなく頭皮をキレイにすることを意識し、指の腹を使って洗うようにしましょう。爪をたてて洗うと頭皮を傷つけてしまうので、必ず指の腹で洗うことが大切です。 耳の後ろや後頭部は洗い残しが多いため、頭全体をまんべんなく洗うように意識してください。シャンプーが終わったら、泡が出なくなるまでしっかり洗い流します。
■トリートメントは毛先を中心に
トリートメントは髪全体になじませて、髪の毛が長い場合は毛先を中心にしっかり揉みこんでいきましょう。 髪の毛全体に塗布したあとは、シャワーキャップを被るとより浸透するのでオススメです。 シャンプーは頭皮を洗うイメージですが、コンディショナーは頭皮につくと毛穴が詰まってしまいますので、地肌にはつけないように注意してください。手ぐしで髪全体になじませたら、しっかりと時間をかけてすすぎます。 コンディショナーのぬめりがなくなるまで、根元から毛先に向かってキレイに流してください。 すすぎが足りない場合、コンディショナーが頭皮や体に残ってしまい、肌荒れを引き起こしてしまう危険性があります。 コンディショナー後は頭だけでなく、背中や首などもキレイに洗い流しましょう。
■水気をしっかり切る
髪を洗ったあとは、しっかり水気を絞ってあげなくてはなりません。水気が残っていると、タオルドライやドライヤーの時間が長くなってしまうので、しっかりと水分を切っておきましょう。 しかし、この時にぎゅうぎゅう力を込めて髪の毛の水気を搾り取るのはNG。切れ毛の原因にもなってしまいますので、あくまでやさしく水気を切ってくださいね。
■タオルドライで余分な水分を吸い取る
髪の水気をしっかり切ったら、次はタオルドライです。髪をタオルにはさみ、指の腹を使って頭皮を優しくマッサージしながら水分を拭き取っていきます。髪をタオルにとり、軽くポンポンとたたきながら水気を吸わせていきます。 髪が濡れているとき、髪のキューティクルは開いた状態のため、とても傷みやすくなっています、髪を傷つけないように優しく水分を拭き取るようにしましょう。 また、頭皮をマッサージすることで血行が良くなります。血行が悪いと老廃物がたまりやすくなり、毛根を包む毛包を圧迫し、ゆがんでしまう原因にもなりかねません。髪の毛にうねりが出始めたら、頭皮の状態が悪くなっているサインです。 入浴後のタオルドライや、入浴前のブラッシング後に頭皮をマッサージを心がけましょう。
■全体をザッと乾かす
髪の毛全体にドライヤーをあて、髪から10センチ程度離れた位置から乾かしていきます。 最初は、乾きにくい髪の内側や根元から乾かします。キューティクルをはがさないように、根元から毛先に向かってドライヤーをあててやさしく乾かしてくださいね。 ドライヤーの温風が一点のみに集中すると髪がダメージを受けてしまうため、手首を動かして送風口を振りながら全体に風をあてるようにしましょう。毛先は傷んでいることが多いので、一番最後にドライヤーをあてます。
■温風から冷風に切り替える
9割方髪が乾いたら、最後に根元から毛先に向かって冷風をあてて乾かします。温風で開いていたキューティクルが冷風をあてることで閉じていきますので、髪の毛にツヤが出てきます。 髪が乾いたら最後はブラシでとかして完了です。
■正しい髪の毛の洗い方まとめ
正しい髪の洗い方と乾かし方についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。髪を洗っているのにニオイがとれない、髪がうねってしまうという場合、頭皮の汚れがしっかり落とせていない可能性があります。 さらに、入浴前や入浴後の頭皮マッサージをプラスすれば、頭皮も髪の毛も見違えるほどキレイになりますよ。 髪はやっぱり女の命。正しいシャンプー方法で、ぜひ健康的で美しい髪を維持していってください。