夫婦として、いつまでも理想的な関係を保つために、欠かせないのが夜の営みです。夫婦のコミュニケーションであり、できるだけ大事にした方が良い!なんて言われるケースも多いですよね。 しかし子どもがいるご家庭においては、「夫婦の時間を子どもに目撃されてしまった!」なんて失敗談も付き物です。こんな危機的状況に陥ってしまったら……その場をどう切り抜けるべき? そして子どもに、どんなフォローをしてあげるべき? 二度と同じ状況を作らないための、対処法も紹介します。
■子どもにとっては、やはりショック!
夫婦にとっては、お互いの温もりを感じる大切な時間。子どもがよく眠っていることを確認してから、そっと……なんてご家庭も多いのかもしれませんね。 しかし子どもの眠りは、いつ、どんなタイミングで浅くなるのかわからないもの。「うちの子は、一度眠ったら絶対に朝まで起きないから!」と油断していたら、突然「ママ~変な夢みたの!」なんて、夫婦の寝室に乱入してくるようなケースもあります。 通常は、誰にも見られる予定がない、夫婦の営み。それを見られてしまったら、パパ・ママにとってはやはりショック! しかしそれ以上にショックを受けているのは、子どもの方。まずはそれを理解した上で、冷静に対処する必要があります。 営み中のパパやママは、普段の姿とは様子が違うことも考えられますし、「見てはいけないもの」という雰囲気は、しっかりと子どもに伝わるものです。まだ年齢が幼ければ、行為の意味を理解できないかもしれませんが、恐怖心のみを抱えてしまうことも少なくありません。 ある程度大きくなっていれば、行為の意味は理解できるかもしれませんが、それを正しい情報として処理できるかどうかは、また別の問題です。ショックから、パパやママに対して、これまでとは違った態度を見せるようになるお子さんもいます。
■見られた後の対処法は、状況別に考えよう
では子どものショックを最小限にとどめるためには、どのようなフォローをするのがベストなのでしょうか。この対処法は、子どもの年齢や状況によっても変わってきます。ピッタリなものを選んで実践してみてください。 ★決定的なシーンではなく、ごまかしがきく場合 夫婦の営みを見られた!とは言っても、そのタイミングや見られ方もさまざまです。もし「決定的な場面」を見られていないのであれば、素早くごまかしてしまうのも対処法の一つとなります。 よくある言い訳が「プロレスごっこ」ですが、「暑かったから服を脱いだ」「お風呂に入る途中なんだよ」など、あくまでも明るく堂々と、普段どおりのパパとママでサラッと伝えることがコツとなります。 子どもの記憶に残る可能性は高いですが、すぐに普段のパパとママに戻ることで、子どもの恐怖心は和らげられるでしょう。 ★子どもがある程度大きくなり、営みの意味を理解している場合 子どもが夫婦の営みを見てしまった場合、受けたショックが疎外感につながってしまう可能性があります。自分のことを一番に愛してくれているはずの両親が、実はそうではなかったのかも……なんて、混乱に陥るケースは少なくありません。 大切なのは、普段通りのパパとママの姿を見せ、子どもへの愛情が変わっていないことを真摯に伝え続けること。言葉で伝えても良いですし、ギュッとハグするのも良いでしょう。子どもが安心できる環境を整えてあげてください。 ★子どもがまだ幼く、意味を理解していない場合 子どもがまだ幼く、その意味を理解していない場合、「昨日○○ちゃんが見たのはね……」なんて、無理に話を蒸し返す必要はありません。何気なく「なかったこと」としてスルーするのも良いでしょう。普段通りに、明るく接することで、徐々に子どもの様子も元に戻っていくはずです。 とはいえ、目撃経験がトラウマになってしまう可能性もあり。その後、子どもの言動に不安定な側面がないかどうか、注意深く観察するようにしましょう。