お気に入りをディスらないで(琴美さん/32歳/自営業)
6歳と4歳の2人の娘は、それぞれ赤ちゃんのころから使っている大事な毛布があります。ところどころ黒ずんでいるし、何度も洗っているので肌触りも良くないと思うのですが、寝るときや疲れたときなんかは、かならず毛布をにぎって指をちゅーちゅー。しっかりした娘たちなので、かえってそんな仕草がかわいらしくて、私の大好きな光景です。
ところが先日、娘たちに「一緒に寝よう!」と寝室に呼ばれた旦那、よろこんで布団にダイブしたときに、毛布に顔をうずめたようなんですが…「くさっ!」と言ってしまったんです。たしかにいい匂いではないかもしれないけど、大事な毛布を「くさっ!」なんて言われてしまったものだから、娘たちは大反撃。 「パパのおならのほうがくさいよ」「そうそう、枕だってくさい!」と次々言われて凹まされたうえ、結局寝室から追い出されて出入り禁止になってしまいました。〝お気に入りのもの〟を、しかも女の子に向かって「くさい」なんて…けなされて気を悪くするのは、大人でも子どもでも同じなんですよね。