3.病気ではない場合の対応方法
もし、義両親が2.で説明したような病気とは考えにくい場合は、性格(性質)として、義両親はモノをためる癖、ふやす癖があるものだと思って、片付けることを提案してみましょう。 その際の注意点としては、 ①頭ごなしに「捨てる」とは言わない。 あなたにとってはゴミでも、義両親にとっては、捨てられない理由があって、捨てていないので、頭ごなしに「いらないから捨てる」と言われてしまうと、傷つきますし、「捨てない」と意地になってしまいます。 あくまで片付けのお手伝いであって、義両親の意志を尊重します、という態度で接しましょう。 ②ゴミ屋敷であることの危険性を訴える。 もし、義両親が片付けに無関心なら、ゴミ屋敷をこのまま放置していたら、どのような危険性があるか、息子である夫にどんな迷惑がかかるかを、しっかり説明しましょう。 最も危ないのは「火災」。 発火物がいたるところにある状態は、いつでも着火OKの薪の中で暮らしているようなもの。 タバコの火の不始末、虫やネズミが配線をかじったりすることによる漏電など、いったん火が付けばあっという間に燃え上がります。 また「衛生上」の問題。 今まで健康でいられたのは奇跡的だということを分かってもらいましょう。 カビによる肺炎、皮膚疾患などに高確率でかかります。 建物の「劣化」も心配です。 アパートの上の階の住人が本をため込みすぎ、床が抜けて階下の住人が死亡する事故なども起きています。 モノをため込むということは、家に余計な負荷をかけ、劣化を早めていることを分かってもらいましょう。 もちろん、説得するのは息子である夫に任せる方が賢明です。 あなたは片付けの協力者、という立ち位置でいるといいでしょう。 もし、それでも無関心・非協力的なら、業者にお願いして義両親にお伺いしつつ、一緒に片付けてもらいましょう。 プロの説得なら耳を傾けてくれるかも知れません。
<まとめ>
今回は、義実家がゴミ屋敷だった場合、その性質は夫に遺伝するか、ゴミ屋敷を片付けるためにすべきこと、義両親へ片付けることを説得する方法についてまとめてみました。 夫と協力して、義実家のゴミ屋敷問題が解決できることを祈っています。