冬場は電気代が高くなりがちですよね。暖房のために電気を使うので冬は1年を通して電気代がかかってしまうシーズンです。中でもエアコンは設定温度を上げるとそれだけ電気代がかさんでしまいます。 エアコンの設定温度を上げる前にタダでできる冬の防寒対策などをご紹介します。
■エアコン暖房代がかかる理由と節約方法①
エアコン暖房は冷房よりも電気代がかかります。エアコンが使っているのはヒートポンプ技術というものです。ヒートポンプ技術は空気中にある熱を集めてガスにのせて室内に移動させるという技術です。 部屋の暖房時にも外気の熱を集めてガスを暖めるのですが、室内気温と設定温度の差が大きくなるためエネルギーを使います。それで電気代がかかってしまうのです。 また、エアコン暖房は室内温度を設定した温度にあげるまでに最も電力を消費します。それ以降はさほど電力を使いません。 エアコン暖房代を節約する方法をご紹介します。まずはエアコンのフィルターを掃除することです。フィルターにゴミが詰まっているとエアコンの機能が落ちます。 逆に言えばフィルターがキレイだと部屋を暖めるスピードがアップします。理想は2週間に1度フィルターのお手入れをすることです。掃除機をかけるついでにエアコンのフィルターを外して埃を吸い出すだけでも大丈夫です。 近年はエアコンのフィルター掃除機能付きの商品も出てきました。買い換えるならそうした商品を選んでみてもいいかもしれません。 暖房の効率を下げてしまう原因に室外機があります。室外機に雪が積もると機能がダウンします。室外機に雪が吸い込まれてしまってもよくありません。 雪深い地域では市販されている防雪フードや防雪ネットなどを利用して雪対策をするようにしてください。 室外機の周りに植木鉢やゴミなどの物が置いてあっても暖房の効率が落ちます。整理しておきましょう。
■エアコン暖房代の節約方法②
エアコン暖房代を節約する方法はほかにもあります。多少の設備投資は必要になりますが窓の断熱も有効な方法です。 エアコンで室内を暖めることができても薄い窓ガラスではすぐに外の冷たい空気を取り入れてしまいます。そうするとエアコンで暖めなければならなくなって電気代がかかります。 窓ガラスそのものを断熱ガラスにしたり、断熱シートや断熱フィルムを窓に貼るだけでも窓の断熱ができます。 断熱ボードを窓際に立てかけておくだけでも効果的です。カーテンでも工夫ができます。 カーテンを厚手にすると断熱効果があります。断熱カーテンというものも売られています。 曇りや雨の日は窓のブラインドやレースのカーテンを閉めましょう。そうすると断熱になります。 暗くなると外気も下がってくるので早めにカーテンを閉めるようにすると室温を高めに保てます。こうした窓の断熱をしておくと結露対策にもなるので便利です。 完全に無料でできるエアコン暖房の節約方法はエアコンを自動運転にすることです。電気代を気にする人はよくエアコンを弱運転にしていますが、最初から弱運転にしていると部屋の温度を上げるまでに時間がかかります。 エアコン暖房は設定温度にあげるまでが最も電力を使います。自動運転にしたほうが短時間で設定温度まで気温を上げることができるので電気代の節約になりますよ。 エアコンをつける時はまず自動運転モードを使うようにしましょう。 エアコン暖房について最後にご紹介する節約方法は電力会社を変えることです。電力自由化が始まりましたので自分のライフスタイルに合った電力会社を使うことができます。 プラン変更をするだけで年間2万円程度の節約ができるケースもありますので電力会社のプランを比較検討することも大切です。