■妊娠初期のおすすめの過ごし方

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・無理は禁物 体に負担を掛けることはおすすめできませんが、家に引きこもってばかりではなく、体調の良い日には少し散歩に出かけてみたり、軽いストレッチで血行を良くするなど、できる範囲で体を動かすと良いでしょう。 心配な点があればすぐに医師を受診できるよう、母子手帳や健康保険証、診察券などをひとまとめにして持ち歩いておくと安心ですね。 ・生活リズムに気をつける 妊娠初期は、朝目覚めたときが最も辛いという方が多いようです。そういう場合は準備もいつもより時間がかかるもの。普段より早めに寝て、十分な睡眠をとって起きられるよう、生活のリズムを整えましょう。 ・体を温める 妊娠中の冷えはひどくなると流産の原因となったり、血行不良により赤ちゃんが栄養不足になったり、つわりがひどくなったりといいことがありません。 できるだけ夏でも温かい飲み物を飲む、靴下を履くなど、冷やさないための対策をとりましょう。 ・仕事との向き合い方 無理をしないほうが良いことは分かっていても、仕事をしてる妊婦さんは、体調が悪くなったからといってすぐに休めるとは限りません。 まずは直属の上司に報告をし、妊娠初期のため体調を崩すことがあることを伝えた上で、一緒に働き方を考えてもらいましょう。例えば、力仕事や肉体労働など体に負担がかかる仕事や、残業や夜勤など生活リズムが崩れやすい仕事などを調整してもらえると良いですね。 仕事を代わってもらった際は、周囲への感謝の気持ちを忘れず伝えるようにしましょう。 妊娠中はストレスをためないことが一番です。ストレス解消のために好きな映画を見たり、友達と電話でしゃべったりと、自分なりの発散方法を見つけておくと良いでしょう。 ・妊娠が初めてではない場合 第二子、第三子を妊娠中という方は、上の子の育児の傍ら自らの体調管理もしなければならず、大変ですよね。 上の子どもに、赤ちゃん返りやイヤイヤ期の再来といった情緒の不安定さが見られることもあります。 そんなときには体調の良いときで構わないので、子どもとのコミュニケーションをしっかり取るようにしてはいかがでしょうか。「大好きだよ」、「大切だよ」という言葉をかけてあげるだけで、子どもの満足度は変わります。 妊娠初期には驚くような体の変化がいくつも訪れます。慣れるということは難しいですが、少しでも負担が軽くなるよう、周りの環境を整えて生活できる工夫をしてみてください。