会社に行くまでの通勤時間は、有効に活用したいですよね。しかし行くまでの電車が満員だと、体の自由が利かず手を動かすことすらできません。忙しく働く現代人は、仕事よりも“通勤”の方が苦痛に感じているようで…。

仕事よりも通勤が苦痛なワケ


とある女性は社会人になって5年目。毎日電車に揺られて出勤しているうちに、「仕事は好きなんだけど通勤が本当に嫌…」と感じるようになりました。電車で周囲の人を見ていると「みんな覇気が無くてこっちまで気分が滅入る」と思ってしまう彼女。そこで同じように感じている人たちを探すべく、「仕事よりも通勤が憂鬱に感じる人いますか!?」と意見を求めています。

 

彼女のように「通勤が嫌だ!」と感じる人は意外にも多く、「すごくわかる! 100%在宅勤務にしたい」「通勤時間も給料出して欲しいくらい一番億劫」「満員電車とか毎日だとほんと嫌になる…」「私の住んでいる地域は雪国だから通勤だけで体力使うし、仕事に全く集中できないよ」「通勤時間なんて1円にもならないのに、強いられるから不平ばっか溜まっていく」「身支度と通勤のために、始業の2時間前に起きるのが時間の無駄と思ってしまう」と賛同の声が。

 

電車ではなく“車通勤”の人も、「渋滞にハマっちゃうと遅刻確定でイライラするわ…」「毎日車で会社と自宅の往復してると、いつか事故にあうのではないかと不安で仕方がない」といった愚痴をこぼしていました。

通勤時間が好きという人の理由


一方で「通勤の時間は結構好き!」という人からは、「読書とか好きな音楽聞いてるとあっという間につくからあんまり気にならないな」「私が利用している電車は混まないからさほど嫌じゃない」「むしろ通勤時間の方がゲームとかはかどるから好き」「朝の電車で座れるだけで結構テンションあがるから苦痛ではないかも!」といった声も。

 

また「通勤はいいけど仕事が嫌」と考えている人もいて、「仕事が嫌いすぎて職場までの電車が唯一の救いとなっています」「家から近いと出勤は苦痛にならないけど、むしろ仕事がもっと嫌になる…」「通勤が苦痛に感じないほど、会社が嫌で仕方がない」と悲しみの声があっています。

 

逆に通勤が無い“在宅ワーカー”の人たちは、「自宅だと落ち着かないからレンタルオフィス利用してるよ! といっても電車が混雑してない時に行ってるけどね」「家でもできるけど、集中するために都心のカフェとかまで行く!」「在宅になってから通勤時間は大事だと実感しています。やっぱり家から出て会社に行くだけでメリハリがつく」と自らが行っている工夫を明かしていました。

通勤時間中の過ごし方


通勤時間には賛否の声が多く上がっていますが、世の人たちは通勤中に何をしているのでしょうか。

 

大手鉄道会社JR東海の広告媒体を取り扱う「株式会社ジェイアール東海エージェンシー」では、社会人の「通勤電車の過ごし方」に関する調査を実施。若年層を中心に最も高かったのは、全体の67%で「スマートフォンを見る・操作する」でした。2位は38%の「ぼーっとする・考え事をする」で、3位の「音楽を聴く」は29.6%。また乗車時間が短い人ほど、「ぼーっとする・考え事をする」という結果が出ています。

 

この情報にネット上では「私も基本的に電車やバスに乗っている時はスマホ見てるかも」「電車に短時間しか乗らないから、スマホを出すのもめんどくさいんだよね。確かに短い人の方が何もしていない人が多いのは納得です」「歩きながら音楽聞いてるし、電車に乗ってもそのまま聞き続けるね。ただし音漏れには注意していますよ!」といった反響が続出。

 

通勤が嫌に感じている人は、楽しくなるような工夫をしてみた方がいいかもしれませんね。

 

文/牧野聡子