ママたちの「負担を感じる動作」第1位は断トツで…
10kg前後の子どもを毎日抱っこすることは、日々「筋トレ」をこなしているようなもの。パナソニックの「育児と体への負担」に関する調査によれば、約91%の母親が“体への負担”を感じているといいます。では世のママたちが背負う“育児による体への負担”は、一体どれくらいのものなのでしょうか。
同調査では母親500名に対して、「負担を感じる動作」についてアンケートを実施。「前かがみの姿勢でいること」「重いものを持つこと」「立ちっぱなしでいること」を押さえて、第1位に輝いたのは「子どもを抱っこすること」でした。他の項目が全て1~11%の割合を占めているのに対し、「抱っこ」だけは57%という結果に。つまり育児による体への負担は、大半が「子どもの抱っこ」が原因になっているようです。
ちなみに負担を感じる部位は、「腰(89%)」「肩(88%)」「背中(76%)」の主に3箇所。特に「腰の負担」を訴える人が多く、そのほとんどが「本当は整体に行きたいけど、子育てに追われてそんな時間もない」「仮に行けたとしても育児は毎日のことなので、治るのは難しいと思う」と“あまり対策ができていない”状態でした。
その他にも「体への負担によって、子育てがツラいと感じたことはありますか?」という質問については、74%の母親が「はい」と回答。また「育児が原因で体を壊したことがありますか?」という問いに対しては、4割近くが「ある」と答えています。
育児によるママたちの負担は計り知れません。いつの間にかママたちの筋力がレベルアップしているのも頷けますよね。
文/牧野聡子