さて、今回はカーテンのお話の続きで一番こだわったレースカーテンのマニアックなお話になります。家作りからは脱線しますが、どうしても語りたいのでお付き合いいただけると嬉しいです。
■レースカーテンに求める項目は4つ。
我が家のカーテンの中で一番にこだわったのがリビングダイニングのレースカーテンです。 前回にもお話しした通り、我が家は住宅密集地にあり外からの目線が気になります。カーテンを開け放したオープンな暮らしは望めないので1日中目につくレースカーテンには特にこだわりました。そして選ぶ基準は下記の項目の通りです。
・外から見えにくいレース ・家の中からは外の景色が見たい。 ・ギラギラしない素材感でふわっとした雰囲気のもの ・薄くボーダーの入ったもの
■ミラーレースカーテンとは?
まず、外から見えにくいカーテンとはミラーレースカーテンと呼ばれるものです。これは生地に光を反射させたり屈折させる糸を織り上げることで表面にミラーのような効果を持たせ反射により跳ね返して透けないような加工をしているカーテンのことを言います。 ミラー(鏡)なのでレースの風合いとしてはギラギラしてるものが大半です。私が探しているときもそういったギラギラして硬い生地感が多かったです。カーテン屋さんの吊るしてあるサンプルはすべてギラギラしていて「これは!」というものはありませんでした。 好みはふんわりとしたやわらかい光らないレースの生地感なのです。しかし糸に光る糸の織り込んだ生地にそれを求めるのは至難の業。反射させる機能をもった糸が入っているのですからギラギラしてしまうのは仕方ないですよね。
■ギラギラしないミラーレースカーテンを探せ
そこで私がしたことは、カーテン屋さんに置いてある各社メーカーのサンプル帳を見て気になったものは品番を控えて、すべてサンプル請求をしました。またそれでは足りない分はメーカーのHPに掲載してあるWEBサンプル帳を夜な夜な見ていました。まるで辞典を開きながら勉強している学生のような姿に見えたことでしょう。 サンプル帳に貼ってあるものは5センチ角くらいなので、実際の雰囲気があまりわかりません。サンプルはA4サイズのものをもらえるのでヒダを作ったりできるのでなんとなくですが、イメージがわきます。 サンプル請求はカーテン屋さんでも依頼できましたが、あまりにも数が多く追加で欲しくなったりしたので私はメーカーに直接依頼をしました。
■やっと出会った運命のカーテン
そしてその中に根気よく探しおかげでギラギラしないレースカーテンがあったのです。リリカラのもので品番は失念してしまったのですが、薄くボーダーが入り家の中からはふんわりとした雰囲気、外からは家の中が見えないミラータイプというものでした。 室内から見るとミラーレースカーテンとはわからない自然さです。 このレースカーテンが好きすぎて、住んでからもうっとりとレースカーテンを愛でている凝り性の私です。
■仕上がりにもこだわって
そしてレースカーテンの仕上げにこだわったのが、形状記憶・2倍レース・裾はウエイトテープ仕上げです。 ウエイト仕上げとは裾にウエイトテープを縫い込んで裾の見た目をすっきりとさせヒダの形がやわらかく見える加工のことを言います。特殊加工になるので割り増し料金になりますがここは譲れない分になるので迷いはありませんでした。 たかが裾、されど裾、この加工の高級感と雰囲気はオーダーカーテンならではの出来上がりですよ。市販のものは折り上げているものが大半なので比べてみて頂けると違いがわかると思います。 また形状記憶と2倍レースはレースの美しさを際立たせる加工になります。我が家のレースカーテンは5年ほど経ちますがこの加工のおかげで洗濯をしても美しさを保っています。ちなみにレースカーテンは洗濯機のドライコースで洗ってしまいます。
■理想のカーテンは探せばきっと見つかります
レースカーテンについて熱く語ってしまいましたが、ドレープカーテンも同じように探してレースカーテンに合うようなボーダーっぽい柄の入ったものを探し出しました。 こちらはサンゲツのカーテンになります。窓の脇に括られているたたずまいも好きな柄です。夜ドレープカーテンを閉める時にうっとりと眺められるくらいお気に入りです。 窓の印象とインテリアの雰囲気をガラっと変えることのできるカーテン選び。お部屋における面積も大きいので、こだわってみてはいかがですか?きっとお家に似合う素敵なカーテンを見つけることができますよ。
CHANTOママライター/矢那奈美