■祖父母に頼る

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共働き世帯にとって、強い味方となってくれるのが学童保育ですが、子どもによってはこれを拒否する可能性もあります。特に学年が上がってくると、学童に在籍する子どもの数は減ってきますから、「私(僕)も学童以外で過ごしたい!」というわけですね。 こんなときに、パパ・ママが頼れる相手といえば祖父母です。「毎日祖父母に世話をさせるのは気が引ける」という場合には、学童と併用するのもオススメの方法です。 また祖父母宅が遠方で、普段はなかなか頼れないという場合には、「子どもだけでの宿泊体験」を計画するのも良いでしょう。長期休暇中であれば、子どもたちはある程度まとまった期間、祖父母宅に滞在できます。両親の帰省のタイミングに合わせて、「パパとママは後で行くから」と伝えることで、子ども自身のハードルも下げられそうですね。 ただしこちらの方法は、祖父母にとっても負担の大きい方法となります。「当たり前」と思わずに、感謝の気持ちを持ってお願いすることで、物事をスムーズに運べそうです。

 

■子どもだけでお留守番家庭も少なくない

長期休暇中には、自宅で子どもだけで過ごす「お留守番家庭」も決して少なくありません。年齢が上がり、学童保育に行かなくなった子どもたちにとって、もっとも選びやすい道と言えるのかもしれませんね。 学童とは違って、自分の好きなことをして過ごせるのが、お留守番の魅力でもあります。地域に友だちがたくさんいるような子どもの場合、子ども同士で約束をして遊ぶような場面も増えていくでしょう。 とはいえ、日常的に長い時間、子どもだけで過ごすようになれば、家族間でのルール作りを行っておくことが大切です。 ・何かあったらすぐに連絡がとれる手段を確保しておく


・行って良い場所・行ってはいけない場所を明確にする


・貴重品の取り扱いについて


・一日の生活リズムについて


・自宅に知らない人がやってきた場合の対応方法 これらの項目は必須だと言えるでしょう。またこれ以外にも、各家庭が子どもの状況に応じたルール作りを行っておく必要があります。 パパ・ママ側にとっても、普段子どもがよく遊んでいる友だちの保護者の連絡先を聞いておくなど、事前の根回しが必要となります。