警察に動いてもらうには証拠が必要?
嫌がらせやイタズラも、エスカレートしていけば大きな被害に繋がることがあります。物騒な言い方をすれば家のポストや車へのイタズラは器物損壊、ピンポンダッシュは住居侵入罪に問われる可能性が。損害賠償が発生する場合は、もはや「子どもがやったこと」では片づきませんよね。
しかし悪質なイタズラを受けていても、警察の協力を仰ぐのは難しい場合も。探偵事務所「SAT」のホームページによると、嫌がらせやイタズラ案件は警察が被害届の受理自体を避ける傾向にあるといいます。その理由は犯人もわからず証拠もない状況の中、限られた人員で解決するのはほぼ不可能だから。
警察に動いてもらうには、あらかじめ相手を特定して証拠を集めておくことが重要です。最近は安価で防犯カメラを購入することもできるので、泣き寝入りしなくて済むように防犯意識を高めておきましょう。
自分の家がターゲットにされることもあれば、我が子が加害者になっている場合もあるかもしれません。大きな問題になる前に、しっかりと対策しておくと良さそうです。
文/牧野聡子