2.住む場所を決める前に、この3点をチェック

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子どもがいる共働き世帯が家を買う場合、どこに住むかというのは本当に重要です。住む場所によって、生活パターンが変わってしまうからです。共働きだからこそチェックするポイントはこの3つです。 ポイント1:通勤にかかる時間 子どものことを第一に考えると、広い家に住めて自然も適度にあって…と都心より郊外を考える人が多いと思います。 もちろんその考えにも一理あります。しかし、その考えに固執しすぎてしまうと、通勤時間が長くなり、せっかくマイホームを買ったのに、家にいる時間が少なくなってしまいます。また家事や子育てをメインで担当するママの負担も増えてしまうことになります。 多少間取りが狭くなり、お子さんにとって遊ぶ場所が限られてしまったとしても、通勤に便利な場所を選んだ方が、一緒にいられる時間が増えて、逆にお子さんは喜ぶかも知れません。 そして、パパとママが別の会社に勤めている場合、ママの会社により近い場所を選ぶ方が良いということもアドバイスしておきます。完全に家事・育児を折半するならともかく、お子さんが小さいうちはどうしてもママが育児を担う割合が大きいですし、前述の家事分担の割合をみても、ママの方が圧倒的に大変ですから。ここはパパが折れてあげましょう。 ポイント2:保育園・学校の場所 共働き家庭で、子どもがいると、まず直面するのが保育園の待機児童問題。これは地域によってかなり差がありますので、マイホームの場所を決めるとき、必ず調べておきましょう。認可保育園が無理なら、無認可保育園に預けることも考えなければなりません。どんな保育園がどれだけあるのかを調べ、できるだけ良い条件の場所を探しましょう。小学生なら放課後の学童保育の状況についてもチェックしておくべきです。 今は不動産会社のサイトで、小学校名をキーワードに校区内の物件を探すことも可能です。ぜひ使ってみて下さい。 ポイント3:実家との距離 小さな子どもがいるなら、急病や保育園のお迎えに間に合わない場合、お願いできる実家の存在は大きいです。特に二人ともフルタイムで激務なら、ぜひお手伝いをお願いしたいところ。実家が飛行機の距離、というなら最初から無理ですが、実家近くに良い物件があれば、一考の価値ありです。 ただ、どちらの実家に近い方がいいか…という問題については、メインの家事・育児を担っているママに選択権を預けるのがいいと思います。