Q:お雑煮は作りすぎた餅を消費するための料理?

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毎年お餅を買いすぎたり作りすぎてしまって食べきれないから、お正月は家族みんなでお雑煮を毎日のように食べて消費する、という家庭もあるかもしれません。しかし、本来お雑煮は年神様から分けてもらった「年魂」=「お餅」を食べるための料理なのです。

 

お餅を食べて魂を体に取り込むなんてなかなかすごい発想ですが、「また雑煮?」などと言わずに年神様に感謝しながらおいしくいただきましょう。

Q:地方によってお雑煮の味は違う?

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お雑煮は地域や家によって味も具材も違います。出身地が違う者同士が結婚すると、その家庭のお雑煮をどちらの味にするのかモメるという話もよく聞きます。

 

関東であれば角餅を焼いて醤油ベースのすまし汁で食べるのが一般的ですが、関西は丸餅を焼かずに味噌仕立てで食べます。また、香川ではあん入りの餅を白味噌仕立てで食べ、岩手県の宮古地方ではお餅をくるみだれに付けて食べるなど、その土地ならではのお雑煮があります。ほかにもいろいろなお雑煮がありますので、まずは我が家のお雑煮をいただき、後日、違う味付けを楽しんでみてもいいですね。

 

どうして七草粥を食べるの?

お正月に七草粥を食べる人は多いでしょう。スーパーなどでも七草がセットになったパックが並び、手軽に作れるようになっています。どうして七草粥が食べられるようになったのでしょう。

Q:七草粥はお正月料理?

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七草粥はお正月料理ではなく「人日の節句」の行事食です。「人日の節句」は五節句のひとつ。五節句とは江戸時代に制定された式日で、1月7日の人日、3月3日の上巳、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽をさします。

 

人日とは“人の日”という意味で、元日から順番に鶏、狗(犬)、猪、羊、牛、馬、そして7日に人を占い、7種類の若菜を入れた汁物を食べて無病息災や立身出世を願うという中国の風習に由来します。