Q:十二支の順番は動物たちが競争してゴールした順番?
十二支はなぜネズミから始まるのでしょうか。これには諸説ありますが、有名なのは、競争で1番最初にゴールしたのがネズミだったから、という民話です。昔から語り継がれてきたこの民話をご紹介します。
昔々、神様が動物たちに「元日の朝、私のところに出かけてきなさい。最初に到着したものから12番目のものまでを1年交代でその年の大将にしてあげます」という御触れを出しました。
元日となり、まずは足の遅いウシが誰よりも早く夜明け前に出発しました。牛小屋の天井で見ていたネズミはこっそりウシの背中に飛び乗りました。ウシが神様の家に着いたときにはまだ誰も来ておらず、門も閉まったままでした。やがて朝がきて門が開いた途端、ウシの背中からネズミが飛び出し、1番になりました。ウシは残念ながら2番となり、その後にトラ、ウサギ…と続いて到着したのです。十二支はこの到着順といわれています。
ちなみに御触れを聞き逃したネコはネズミに1日遅れの日付を教わっていたため、番外となり、それ以来ネズミを恨んで追い回すようになったそうです。
どうしてお雑煮を食べるの?
お雑煮を食べなきゃ正月は始まらない!という人は多いでしょう。日本では昔からお正月にはお雑煮が食べられてきましたが、それにはちゃんと理由がありました。