education201811

早い子では1歳台から、多くの子が2歳台でトイレトレーニングをスタートさせますが、完了する時期はその子によって様々です。 寒くなって中断したら一からやり直しになってしまったり、おしっこはできるようになったのにウンチだけはなかなかトイレでできなかったりと、長い期間かかることも珍しくありません。 今回は、そんなトイレトレーニング時期を少しでも楽しく乗り切るため、年齢別におすすめの絵本を集めてみました。 もちろん普通の絵本としても楽しめるので、ぜひ書店や図書館で手に取ってみて下さいね。

 

もうすぐトイレトレーニング…1歳からのおすすめ絵本


1歳台では、まだ自分自身がトイレで排泄する感覚や姿をイメージできない子が大半です。 絵本に関しても、だんだんと絵の意味や話の流れは理解できてきますが、長く複雑なストーリーにはついていけない頃。 なので、この時期の子には、分かりやすい絵で、小さい子や好きなキャラクターたちがおまるやトイレに座って用を足しているところが描かれた絵本がおすすめです。 実際のトイレトレーニングというよりも、「自分もトイレでおしっこやウンチをするんだ」というイメージづくりを目指しましょう。

 

『とんとん トイレ』 


『とんとん トイレ』は、手のひらに乗るくらいの小さなしかけ絵本です。  ページをトイレのドアに見立て、一緒にとんとんとノックすると、トイレに入っている動物の子どもたちやパパ・ママが登場します・ 間に合わず失敗したり、座っても出ない…という場面もありますが、そのあと、「だいじょうぶ、こんどはできるよ」と励まされ、笑顔でトイレトレーニングを進めるイメージができるので、「失敗してもいいんだ、と親子ともに思えました」というママもたくさんいます。

 

出典:『とんとん トイレ』 わだ ことみ作 冬野 いちこ 絵 岩崎書店  2012年初版

 

『トイレですっきり』


『トイレですっきり』は、子ども服メーカーのミキハウスから出版されている「こぐまのくうぴい」シリーズの1冊です。作者は「そらまめくん」シリーズなどでも人気の、なかや みわさん。 お部屋で遊んでいたくうぴい、なんだかソワソワ・モジモジしてきます。するとお母さんがトイレに誘ってくれ、かわいいトイレくんが出迎えてくれて、ます。 尿意を感じてトイレに行き用を足すまでの一連の流れが、子どもの日常生活と重なって描かれているため、小さな子から見てもイメージしやすいでしょう。 厚めのページでしっかりした作りなので、1歳台の子でも破れにくく安心です。

 

出典:『トイレですっきり』 なかや みわ作 三起商行(ミキハウス) 2005年初版

『ノンタン おしっこしーしー』


保育園・幼稚園でも定番の「ノンタン」シリーズの1冊です。  まだ上手に話せない1歳台の子でも、「しーしーしー、なんのおと?」とリズミカルな繰り返しで覚えやすく、ママからも「おしっこが出た時にしーしーと言って知らせてくれるようになりました!」と評判です。 絵本の中では、ノンタンや動物たちがおまるを使っているので、おまるでトイレトレーニングを考えている人に特におすすめです。

 

出典:『ノンタン おしっこしーしー』 キヨノサチコ作 偕成社 1987年初版