「みかんを送る」から詐欺に発展?
警視庁のホームページによると、振り込め詐欺といった特殊詐欺事件の被害件数は今年10月末時点で3000件以上。被害額は実に70億円以上に上ります。
ここ最近の手口は、警察官役や弁護士役など複数人で役割分担して何度も電話をかけてくるケースが主流。しかし中には、息子や娘に扮して「みかんを送る」といった話から詐欺に展開していくことも。これは初日を当たり障りのない日常会話だけで終わらせ、翌日に金銭を要求する手口だそう。一人暮らしで普段から寂しい思いをしている高齢者が特に狙われやすいため、周りにそういった人がいれば気をつけておきたいですね。
次から次へと悪質な手口が生み出される詐欺事件。もしも自分の元に怪しい電話がかかってきた時は、すぐに警察に相談してください。
文/牧野聡子