一概に、浮気を否定することは難しいものかもしれません。しかし浮気は「目の前の幸せを一瞬で壊す、リスクある恋」だということは、決して忘れてはいけません。そんな禁断の道に足を踏み入れ、離婚という厳しい道へと歩むことになった妻たち…想像するのもつらい懺悔をご紹介します。

 

浮気がバレて残ったものは、孤独と慰謝料の支払い(りかさん/30/営業)

浮気相手にときめく女性の画像

つい最近離婚したばかりです。原因は私の浮気でした。12歳年上の旦那は、典型的な〝マジメ男子〟、男として物足りなさはありましたが、少し多めの収入と性格にひかれ、大学を卒業してすぐに結婚したんです。子どもも小学生になり、結婚生活にも満足していました…でも、「女としてもっと輝きたい」気持ちが強くなってしまって。 そんなとき街で、声をかけてきた男性がいたんです…学生だという彼は、数年後には医者になることが確定している「医者の卵」。かっこよかったし、「私もまだ女としてイケるんだ!」って嬉しくなって。旦那とはセックスレスだったし、欲求不満もあったのかも…そのまま彼について行ってしまい、その後もしばらく関係が続きました。 子どものことは疎かにしていません、営業職で時間が自由になるので、その間だけ楽しんでいたんです。疑う様子もなかった旦那ですが、気づかないうちに探偵をつけられて、あっという間に浮気はバレました。写真も撮られていてごまかすこともできず、そのまま離婚することに。医者の卵だった浮気相手とも音信不通です。 子どもの親権もあっけなく旦那の手に渡り、残ったのは孤独と慰謝料の支払いだけ。いままでは自分の稼ぎはすべて自分のために使い、旦那の稼ぎで生活していたので、ひとりの生活は正直かなり大変です。いまは、強欲だった自分を恥じながら地道に慰謝料を返済し、月2回の子どもとの面会日だけを楽しみに生きています。

 

感謝を忘れた私への罰が離婚でした(えりかさん/28/パート)

離婚の原因になった浮気相手と連絡を取る奥さんの画像

私の浮気が原因で、昨年離婚しました。いまとなっては「なんで浮気なんかしたんだろう」と、自分の軽率な行動を後悔しています。 パート先で知り合った男性にアプローチされて、最初は「結婚して子どももいるから」「もう家庭のある奥さんなので」と断っていたのですが、〝女として求められていること〟が嬉しくなり、それだけの理由で浮気をしました。最初は罪悪感もありましたが、だんだん感覚も麻痺して「たまに楽しむ程度なら、悪くないよね」って思うようになっていたんです。 旦那との関係も円満だったし、気づいていない様子に油断していたのでしょう。浮気相手とのLINE履歴の消去を忘れていて、旦那にバレてしまいました。必死に謝り、いったんは許してくれたのですが、「やっぱりもう信用ができない」と離婚を言い渡される結果に。 幸せな生活だったのに、自分の手で壊すことになるとは思ってもいませんでした。子どもにも申し訳ない気持ちでいっぱいで…「目の前の幸せへの感謝」を忘れていたことの報いだと思っています。

 

離婚後に、謝っても遅いことがあると初めてわかった(美鈴さん/29/看護師)

奥さんに向かって子供と笑顔を向ける旦那の画像

結婚前は男遊びが激しかった私。旦那もそんな「私の過去」を知っていたうえで信じてくれたので、「結婚後は心を入れ替えよう」と決心して生活していました。 結婚3年くらいは、ほんとに旦那ひと筋だったんです。でも「もうちょっと遊びたい」「男にモテたい」って気持ちが芽生えてしまって…「体の関係がなければ浮気じゃない!」と都合のいい理屈をつけて、男性もいる飲み会に行くようになりました。 旦那も最初は、「たまには息抜きも必要だよ、子育ても大変だよね。楽しんでおいで!」と飲み会に行くことに寛容だったんです…男性もいる、とは言っていなかったのですが。酔いはじめると、いつもの悪いクセが顔を出してしまって。 決心はあっという間に崩れ去って、勢いあまって肉体関係まで…最初は「まずい」と思って反省したのですが、バレなかったことで罪悪感も薄れ、浮気を繰り返してしまったんです。その後、あっけなくバレて離婚話に。 いままで謝れば許してくれたし私の過去も受け止めてくれたので、「謝れば許してもらえる」と思っていた私は本当にバカでした。浮気発覚から一週間もしないうちに、旦那は子どもを連れて実家へ帰ってしまい、いまは親権を争って調停中。優しかった旦那と子どもを失い、どう生きていけばいいかわからないです。

「嫁の浮気」が原因の離婚は珍しくない

旦那さんの浮気が原因で離婚した…なんて話はよく聞きますが、実は「嫁の浮気が原因で離婚した」「嫁が浮気相手の子どもを身ごもった」など、奥さんが原因の離婚も多いのです。魔が差してしまうのは誰にでも起こりうることですが、誘惑に負けた結果、失うものはとてつもなく大きいようです。「いつまでも女性として見られたい」気持ちがあるのは当然ですが、夫や子供、一度失った幸せや信頼を取り戻すのは、至難のわざです。みなさんも軽はずみな行動には注意しましょうね…。

自身の浮気を後悔する奥さんの画像
ライター:白藤やよ