厚生労働省が定める看護休暇制度とは?
今回のケースはお母さんが家にいる前提で、共働きの場合は必ず両親のどちらかが子供の元へ駆けつけなければいけません。飲み会ならば事情を説明すれば抜けられますが、仕事をしている場合はどうすればいいのでしょうか。
厚生労働省が発行する「育児・介護休業法のあらまし」というパンフレットには、“子の看護休暇制度”について詳しく記載されています。これは小学校就学前の子供がいる親に向けられた制度で、会社に言えば1年度において5日を限度で看護休暇の取得が可能。休暇自体は1日単位か半日単位で取得でき、風邪による発熱など短期間で治る病気でも申請できます。
しかしこの制度にネット上では、「実際に取るとなると難しいよね…」「うちの会社でこの制度使ってる人全然見たことないな」「会社側から“何かあったら制度を利用してください”と告知してもらえると助かるのに」といった声が。
せっかく制度があっても、実際に使えないのが現状。世の中に浸透して制度が使いやすい環境になれば、社会はより良い方向に進んでいくのかもしれませんね。
文/河井奈津