締め出しは、季節によっても大きく状況が変わります。

 

Tさん(36歳・当時2歳の男の子のママ・マンション11階)は、猛暑の8月に締め出しにあってしまったそう。 「午後、洗濯物を取り込む時に子どもがカギをかけてしまって…!もちろん開けられず、息子はエアコンの効いた室内で、泣き疲れて眠ってしまいました。さいわい、しばらくするとお隣の方が出てきたので管理人さんに連絡を取って下さったのですが、管理人さんが遠方にいて30分ほどかかると言われました。待っている間、ベランダが西向きなので変な汗に加えて本当に西日が強烈で。お隣さんが冷たい飲み物や日傘、保冷剤をベランダ越しに渡してくれて命拾いしましたが、そうでなければ熱中症で倒れていたかも」

 

Hさん(27歳・当時2歳の女の子のママ・一戸建て)は、反対に真冬の朝早くに締め出されてしまいました。 「夫が出勤した後、洗濯物を干していたら娘がカギを…!身振り手振りで開け方を説明するも、私の焦った表情で怯えてしまったのか大泣きして到底ムリな感じでした。まだ部屋着姿だったので、どんどん体が冷えてきて、娘も心配だけど自分も凍死するのではと恐怖を感じ始め…でも、なんと、隣の家に植木の手入れに来ていた造園業者さんが通ったんです!恥ずかしながら助けてくれるようお願いして、ハシゴで降りさせてもらい、近くの実家へ走って合鍵を取りに行きました。保育園も仕事も遅刻するし、散々でした…」

 

その他、パパに電話して会社から戻ってきてもらったという人もたくさんいましたが、待つ間に風邪を引いてしまった、子どもが泣きすぎて声が枯れてしまった…など、散々な目に遭った人も。

 

今回話を聞かせてもらったママたちの体験から、締め出しにあった時の子どもの年齢は、ほとんどが2歳台だったことが分かります。

 

1歳台ではまだ触っても閉めることが難しく、発生頻度は低め。 3歳台なら、万が一閉めてしまっても、開け方を伝えれば分かる年だというのが理由のようです。2歳のお子さんを持つママは要注意ですね!