いまや「3組に1組は離婚する」という時代…「夫の不倫」は離婚理由ランキングでも上位に入っており、不倫が原因で離婚した夫婦は珍しくありません。今回お話を伺ったのは「離婚の原因となった不倫相手と再婚した」という男性たち。前妻との決別を選んだ男の本音をご紹介します。

 

冷えきっていなければ離婚もなかった(誠さん/45/メーカー勤務)

不倫が原因で離婚する夫婦の画像

不倫していた女性と再婚しました。彼女から離婚を急かされていたのも事実ですが、元妻との関係に疲れたことが、離婚を決めた一番の理由です。 いま思えば、不倫したことは自分が悪いですが、もし結婚生活に寂しさや虚しさを感じていなければ、不倫することも離婚することもなかったと思います。元妻が不倫に気づいていたのかどうかすら、最後までわかりませんでした。 会話もない、目を合わせることもない、あたたかい言葉もないといった夫婦関係に疲れ、自分から離婚を切り出しました。何がきっかけでここまで関係が悪化したのかわかりませんが、「おはよう」さえもない冷えた生活は、さすがに堪えますね。 いまの妻は若くかわいいのは確かです。が、それよりもちゃんと会話ができること、「おかえり」と笑顔で言ってくれること、そういう毎日に癒しを感じています。子どもには本当に申し訳ないですが、離婚して再婚したことは後悔していません。

 

不倫相手と前妻とくらべる訳ではありませんが…(和博さん/48/営業)

傲慢な前妻より健気な不倫相手

不倫が理由だったので、離婚のときはかなりモメましたね。前の妻が怒るのも当然ですが、「彼女と一緒になりたい」という気持ちのほうが強く、慰謝料を払ってでも早く離婚したいという気持ちがありました。 いまの妻は、最初は「かわいらしい子だな」程度にしか思っていませんでした。しかし話せば話すほど「彼女に出会うためにこれまで生きてきたんだ」とさえ思うようになり、つき合いが始まりました。罪悪感はありましたが、気持ちは止められませんでしたね。 どうしてここまで彼女に惚れこんでしまったのか考えてみると、人間性というか価値観が合うことが大きいと思います。謙虚でとにかく性格がいい子なんです。「つらい状況になってもこの人となら大丈夫と思える人とつき合いたい」と言っていた言葉にやられましたね。 くらべて前の妻はわがままで傲慢というか、「私のために働いて当たり前」といった人で。もしなにかのトラブルが起きたとき支えてくれるのか、と考えるときっと無理だと思いました。 慰謝料は痛いですが、彼女と一緒になれて幸せです。苦労させるつもりはありませんが、彼女とならどんなことも一緒に乗り越えられるという安心感が、いまの自分の支えになっています。

彼女に出会って女性の価値観が変わった(豊さん/35/フリーランス)

不倫相手に出会って離婚を考え始めた男性の画像

つい最近、不倫していた彼女と再婚しました。正式に離婚するまで時間がかかってしまいましたが、彼女を選んだことは正解だったと思っています。不倫はいけないことですが、していなかったとしても遅かれ早かれ離婚はしていたでしょう。 元嫁は「女性は男性に幸せにしてもらうもの」といった価値観で、結婚が女の幸せの全てといった人。「女性はみんなそんな考えなんだろう」と、とくに何も思っていなかったのですが、不倫相手に出会っていろいろ考えるように。 自立していて仕事が大好き、人に委ねず自分の人生を切り拓く…バイタリティにあふれた魅力的な女性なんです。そんな彼女に出会って、自分が求めている生涯のパートナーは「養ってくれることに幸せを感じる女性」よりも、お互い「好きなことを楽しんで支え合える女性」だと実感しました。 元嫁は主婦として、家のことをよくやってくれたと思いますが、自分が求めていた幸せは違う形だったのかもしれません。お互い目標を持って刺激を受け合える、いまの関係に幸せを感じています。

不倫が原因で離婚した後の未来は…

「結婚の何十倍もの気力と労力が必要」と言われるほど、離婚するときは心身ともども凄まじい消耗だとか。それを押してまで一緒になった相手ですから、強い思いがあると錯覚しているのかもしれません。男性たちの話を聞くと、いずれも「共に支えて生きる」ことを求めているのが見て取れます。この気持ちを忘れないことが、結婚生活のコツかもしれません。

離婚の原因は不倫だけではない
ライター:白藤やよ