「子どもを名門私立小学校へ入学させた」…世間的には、それだけで“勝ち組”と思われがちです。ところが実際に話を聞くと、幸せばかりとは言い切れない〝厳しい現実〟が。セレブな私立小学校に子どもを入れた、自称〝平民〟のママたちのお話です。

 

長期休暇は海外か別荘が普通(沙保里さん/38/薬剤師)

 

息子はひとりっ子ということもあり、「いま頑張っておけば大学まで苦労しないだろう」と思い、数年前にエスカレーター式の私立小学校へ入学させたんです。 私立小学校というと、「裕福で教育熱心な家庭の子どもが多い」という漠然としたイメージはありました。でも、うちだってそこそこ収入はあるし、なんとかなるだろうと。ところが入学してみると、住む世界が違う人たちがゴロゴロ…本当に驚きました。 長期休暇といえばわが家の定番は、田舎の祖父母のところへ行くor国内旅行。しかしその学校では、海外や自前の別荘に行く人が普通。身近で別荘を持っている人なんていなかったので、衝撃を受けました。

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息子の友だちのママと仲良くなったのですが、「今度スイスにスキーしに行くんだけど、一緒にどうかしら?」と誘われたときには、さすがに顔がひきつりましたね。 長期休暇のたびに息子から「うちはなんで、海外行かないの?」言われ、今年はやっとの思いでハワイへ。これからもなんとか周りに合わせないといけないのでしょうか…なかなか大変です。