世間では「姑の弱体化が進んでいる」といわれる現代の嫁姑関係ですが、なかにはまだまだ昔ながらの「嫁いびり」をしている姑たちもいるようです。ストレスで体調を崩したり、思わぬ診断を下された妻もいるとか。いまだに行われる、壮絶な嫁いびりの実態に迫ります。



帰省するたびの嫁いびりで身体症状が(瑠奈さん/27/事務員)

 

私たち夫婦は共働きでお互い忙しく、姑とあまり顔を合わせることがありませんでした。姑の嫁いびりが始まったのは結婚してから数か月後、初めて夫婦で旦那の実家に帰省したときのことです。 持参したエプロンをつけて私が台所に立つと、姑にいきなり「エプロンなんかつけるなんて、これだから高給取りの嫁は! 服が汚れるのがそんなに嫌なのね」と言われ、キッチンから追い出されてしまいました。

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あまりにも突然の出来事に、声すら発することができずその場にたたずむ私。それ以来、料理を作れば「味が濃い」とか「センスがない」と言われるようになり、最近では私が作った料理に口をつけることすらしなくなりました。それどころか、私の目の前で料理をゴミ箱へ捨てることもあったんです。 そして、姑とふたりきりになると「料理が下手な嫁は浮気される」とか「仕事だと言い訳しているけど、家を空ける嫁は嫁ではない」など、私への悪口がとめどなく出てきます。 理由もよくわからないままに「嫁いびり」は帰省するたびに行われ、私は姑の顔をまともに見ることすらできなくなり、気づけば円形脱毛症ができていました。今年も年末が来るのが怖くて仕方ありません。