子どもの能力を伸ばす方法


初めて子どもを持つ親が、必ずと言っていいほど悩まされるのがしつけのやり方。NHKの子育て支援サイト「すくコム」では、子どもの語彙力を伸ばす「共有型しつけ」について解説されています。

 

しつけの種類は、大きく分けて「強制型」と「共有型」の2パターン。「強制型」は決まりを作って厳しく守らせたり、何度も繰り返し言い聞かせるやり方です。この方法は子どもの気持ちに寄りそわずに命令することになるので、コミュニケーションの面で問題が。時には叱ることも必要ですが、やりすぎると逆効果になってしまいます。

 

一方「共有型」のしつけは、子どもと一緒に楽しい時間を過ごしたり、喜びそうなことを体験させることに重点を置いた教育。「共有型」のしつけを行っている家庭の子どもは、「強制型」の家庭の子どもより語彙能力が高いことが分かっています。子どもの能力を伸ばすためのポイントは、「何だろう?」と疑問を持ち探求する力を育てること。会話をするときに、子ども自身が考える余地を残すことを心がけるといいでしょう。

 

怒ってばかりの子育ては、親にとっても子どもとってもストレスになってしまいます。子どもの気持ちを尊重して、一緒に成長できる親子でいられるといいですね。

文/内田裕子