老舗の後継者不在はどうするべき?
古くから代々受け継がれてきた老舗の会社にとっては、跡取り・後継ぎの不在は深刻な問題です。昨年放送された『ガイアの夜明け』(テレビ東京系)では、企業の休・廃業に関して特集。その中で増加の一途を辿る“ある理由”について教えてくれました。
2016年に休・廃業した会社は実に2万9600件。さらに廃業を考える中小企業のうち約3割は、“後継者がいない”ことを理由に挙げています。番組では、創業190年の老舗で生きる独身後継者の“お見合い”を放送。「独り身だと全て自分で抱えてやっていかなくてはならない」と懸念した現当主の計らいでした。残念なことにお見合いは失敗しましたが、当主はこれからも後継者のために縁談を探していくようす。
これを見た視聴者からは、「会社やお店を継がなくてはならない立場の人は大変だろうけど、究極的にはそれが親族じゃなくてもいい話だよね」「事業存続が目的のお見合いというのが、どこかおかしい気がする」と厳しい意見も。
確かに後継者不足に関しては会社を他社に買収してもらったり、外部からプロ経営者を招くといった対策もあります。もしかすると時代の変化と共に、跡取り・後継ぎ問題も変わっていくのかもしれませんね。