宿題に追われる子どもたちの救世主的存在として話題を集めた「宿題代行サービス」。保護者からは「宿題代行を利用すると子どもの学力が低下する」という声も多く上がっていましたが、文部科学省はとうとう宿題代行の根絶に向けて動き出したようです。

 

大手フリマ運用サイトが「宿題代行」を禁止


今年の8月末に「文科省」の公式サイトは、「メルカリ」「楽天」「ヤフー」の3社と宿題代行に関する対応方針をとり決めたと発表しました。

 

以前までは「宿題代行に関する役務の提供」が禁止されていたものの、完成した「読書感想文」や「自由研究」の出品に関しては半ば黙認の状態に。出品者が「宿題」ではなく「創作物」と主張できたため、規制対象に含めづらかったのが原因です。

 

「文科省」が合意した内容によると、今後は3社とも「メルカリ」や「ラクマ」など自社が運営するフリマサイトで「完成した宿題の売買行為を禁止する」と明確に規定。「文科省」は、「子どもたち一人ひとりにとっての宿題の意義やその適切な在り方を改めて考えることを促すなど、自分で宿題にとり組むことの大切さを周知してまいります」と宣言していました。

 

夏休みの終わりに飛び込んだ大ニュースに、保護者からは「ようやく禁止されたか…。むしろ今まで容認されていたのがおかしかった」「宿題の意義が薄れてたから、規制して当然だと思う!」といった声が続出。

 

しかし「宿題代行」に助けられていた家庭も多いようで、「宿題にする意味が謎な課題も多かったし、いきなり全面禁止は納得いかないな」「お互い納得の上で相応の対価を払ってたんだから、禁止はやりすぎじゃない?」など疑問の声もチラホラ見られました。

 

自分で宿題をするメリット


世間のお母さんたちが、「宿題代行」にどのようなイメージを抱いているのか探ってみましょう。子どもの写真整理アプリ「Famm」(ファム)を運営する「TIMERS」では以前、「宿題代行サービス」に関するアンケートを実施しています。

 

同社のアンケート結果を見ると、宿題代行に否定的な人は全体の約半分という結果に。対して、「宿題代行が必要という声も理解できる」と容認する人も同じくらいいると判明しました。

 

肯定派と否定派が拮抗する形となりましたが、宿題代行が子どもの学力低下を招くと考えている人は全体の6割近く。逆に自分で宿題をやれば、「自律心」「計画性」「忍耐力」といった能力が備わるという回答が多数寄せられています。

 

「宿題代行」の禁止は、子どもたちにどのような影響を与えるのでしょうか。

 

文/内田裕子