いじめは昔からありましたが、いまはやり方も巧妙でどんどん複雑化しているといわれています。また子どもも年齢が上がると、いじめられていることを隠したり…親は子どものどんな変化に気をつければ良いのでしょう？ 今回は「いつもと違う子どもの異変に気付いていじめを発見した」というママたちにお話をうかがってきました。
スマホを気にして心ここに在らず（理世さん/39歳/会社員）
私のスマホを使ってLINEをしていた小4の娘。そしてある日の夜、職場の同僚とLINEでやりとりをしていたところ、娘がイライラした様子で「早くスマホ貸してよ！」と言ってきました。 いま思えば、娘の友人からと思われるメッセージは何件か届いていたのですが、「大事なやりとりしてるんだから、ちょっと待って」と伝えました。すると娘は「早く読まないと、ハブられちゃう！」と泣き崩れたのです。
そこで娘のグループLINEの画面を見ると、「◯◯(娘の名)無視？」「明日から無視しちゃうよ（笑）」というやりとりがズラリ…確かに少し前から、娘がスマホを握りしめたまま寝ていたり、お風呂に入るときもソワソワしたりしている様子がありました。まさか、そんなことになっていたとは。 娘をなだめて、次の日に担任の先生に相談したところ、スマホの使い方について全員に指導が入り、ひとまず状況は落ち着きました。幸い友達関係も文面ほど深刻ではなかったようで、いまは娘も元気に過ごしています。ひと時も気を抜けないような緊張感のなかで生活していたんだと思うと、気づいてあげられて本当に良かったとホッとしています。
