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記録的な暑さとなっている今年の夏。日中はなるべく外に出ないなどして熱中症対策をしている人も多いようですが、熱中症が起こるのは日が出ている間だけではありません。“夜間熱中症”という言葉をご存じでしょうか?

 

夜間にも起こる熱中症とその対策


718日放送の『ゴゴスマ~GOGOSmile!~』(CBCテレビ)では、“夜間熱中症”について解説。テレビなどではよく“最高気温”が話題になりますが、それと並んで注意するべきなのは夜間の気温です。番組が放送された時点では、名古屋や熊谷で夜10時ころまで、広島では深夜0時ころまで30℃以上になっていました。

 

こうした熱帯夜が原因で起こるのが夜間熱中症。昨年の6月から9月のデータを見ると、東京23区内で熱中症による死者は35人。時間帯の割合は日中が15人、夜間が10人、不明が10人でした。さらに死亡場所に関しては、31人が屋内だったそう。

 

医学博士の森田豊さんは夜間熱中症が危険な理由について、「寝ている間に熱中症になると自分でも気づきにくい。周りも気づきにくいのでかなり進行してから判明する。さらに夜間は水分を取っていない」と解説しています。

 

また夜間熱中症の対策として、「睡眠の前後や夜中に起きた時は水分補給」「寝まきやシーツは通気性が良く、汗をよく吸い渇きやすいものにする」「冷房や扇風機は体には当てず、部屋の空気が流れるように使う」といったものをあげていました。

 

ネット上では夜間熱中症という症状に対して、「聞いたことがなかったのでこれからはなるべく気をつけようと思った」「去年、エアコンをつけずに寝てたことが。次の日、フラフラして次第に手足が痺れてきて早退…。今思えば夜間熱中症だったんだな」「最近の朝の絶不調の原因は夜間熱中症だったかもしれない。今日はケチらずにエアコンつけっぱなしで寝てみる」といった声が上がっています。