学校公開などで、道徳の授業を見てみましょう

道徳の教科化は、様々な問題を抱えているにも関わらず、「学校でしつけをしてもらえる」と思い、喜んでいる保護者も少なくありません。


ぜひ一度、公開授業などで道徳の授業を参観し、どういうことが教えられているのか、実際に見ることをおすすめします。自分の子どもの意見が、ふだんの生活や親の価値観をとてもよく反映していることに気がつくかもしれません。

取材協力/宮澤弘道さん
都内の小学校に勤める教員。「道徳の教科化を考える会」代表。通常の学級の中で、障がいがあってもともに学ぶことができる「インクルーシブ教育」を実践している。著書に『「特別の教科 道徳」ってなんだ?〜子どもの内面に介入しない授業・評価の実践例〜』ほか。

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『「特別の教科 道徳」ってなんだ?〜子どもの内面に介入しない授業・評価の実践例〜』
道徳の教科化を考える会 宮澤弘道・池田賢市 編著(現代書館刊) 定価:本体1500円+税
道徳が教科化されることで、何が変わるのか、また何が問題なのかを詳しく解説。子どもたちに道徳の価値観を押し付けないように、また子ども一人ひとりの内面に介入しないようにするため、どのような授業や評価をすればいいのか、実践例も交えて紹介している。

ライター:工藤玲子
編集者、ライター。お茶の水女子大学文教育学部卒業後、出版社勤務。婦人雑誌の編集に携わったのち、フリーランスとして独立。料理本を数多く手がけ、他にもがん医療、健康、子育て、教育などをテーマにする本の編集や記事を執筆。出産後、「子どもを守る目コミュ@文京区」を立ち上げ、子育てする母親の立場から発信する虐待防止活動を行う。現在、子ども食堂や親子カフェの運営、児童養護施設への出張料理教室なども行っている。2児の母。編著に『柳原和子もうひとつの「遺言」』(中央公論新社)、『がんになるってどんなこと?』(ストーリー担当:セブン&アイ出版)ほか。