夜中のオムツ替えやあやし方にも注意!
夜中の子どもへの対応で、よくやってしまっているのがこんな行動。オムツを替えるために照明をパッと明るくつけ、さらに「〇〇ちゃん、今オムツ替えるねー、いい子だね。気持ちよくしてあげえるからねー」などと声かけをする…そして、ていねいにお尻をふいてあげる。
「私も長男のときにこれをやっていましたが、じつは科学的に見ると、もってのほかの行動だったんです。わざわざ夜中に寝ついている子どもを覚醒させていることですから」
やさしい声かけやていねいなオムツ替えは、夜中には注意が必要。たとえ、起きているように見えていても、子どもは脳波を見ると寝ている状態にあるという研究結果もあります。
「あー、うー、と声をあげていても、放っておくとすぐに静かにも寝る場合も多い。それなのに、あわててあやしたり、抱き上げたりすると、かえって起こしてしまいます」
また、脳が活発に動いている「レム睡眠」といわれるときは、寝ているのに目が素早く動き、体がピクピクします。このときに起こしてしまうと、夜中の覚醒がクセになってしまうこともあるのだそう。
さらに、寝ているときの光には特に配慮が必要で、天井の照明をつけるのはNG。常夜灯でも明るすぎるくらいです。子どもの睡眠にとっては、本当なら何も見えないくらいの真っ暗闇がベストなのです。
「でも、それだとオムツ替えができないというのなら、コンセントに直接差し込むフットライトやおやすみライトがおすすめ。寝るときにこれをつけておいて、環境を変えないこと。オムツ替えも最初は大変ですが、だんだん慣れてスムーズにできるようになりますよ」 次回の最終回は、「ママの幸福度が子どもの睡眠と深~く結びついている」というお話をお届けします。愛波さんから悩んでいるママへのエールもお送りしますよ!
『ママと赤ちゃんのぐっすり本』(講談社刊)
定価:本体1200円+税
ライター:のざわやすえ
出版社での編集を経てフリーに。ライター・エディター活動の一方で、主婦雑誌で培った知識をもとに「暮らし方アドバイザー」として、整理収納や家事タスクのアドバイスでも活動中。また、趣味のソーイングではオーダー業も。働きながら育てた一男一女は、この春から高2、高1に。
◆シリーズ連載【子どもの睡眠】
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【子どもの睡眠②】 よい睡眠の〝土台〟になる「環境」は整っていますか?
【子どもの睡眠③】 働くママもできる!子どもがよく寝る「生活リズム」