抜けるも地獄、されど続けるも地獄…(瑞樹さん/28/事務員)

毎日繰り広げられるママ友のグループLINEに嫌気がさしていた私。意味のない自慢話や噂話、そして謎のスタンプの連打が行われ、まるで有料のスタンプの数を競っているかのようにも見えます。 本来の「情報共有」という目的を一度も果たしたことがない、そのLINEグループに意味を感じなかった私は、ある日そのLINEグループから抜けることにしたんです。勇気を振り絞って「グループ退会」のボタンを押したその瞬間、すべてから解放されたような清々しい気持ちになりました。 しかし…そんな爽快な気分になったのは一瞬だけ。すぐに、私の個人アカウントに「なんでやめたの!?」とか「輪を乱さないで!」など次々に“制裁LINE”が送られてくるように。

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そして翌日息子をお迎えに行くと、息子から「ママなにか悪いことしたの?」聞かれました。「なんで?」と聞き返すと、「もう元気君(息子)とは遊んじゃダメって、○○君がママに言われたって…」と。 私は私で、その日以来、ママ友から口をきいてもらえなくなり、私たち親子は保育園で完全に孤立してしまいました。私はいいけど、息子だけは守りたい…その一心で「ママ友LINEグループに復帰したい」とボスママに伝えたんです。次の日に顔をあわせると「わかればいいのよ!」と、にっこり笑顔で言われました…。 どうせ抜けても地獄なら、息子のために「続ける地獄」を選ぶしかありません。