カフェインにはどんな効果と副作用がある?


カフェインに期待される効果は、眠気覚ましや頭が冴えるといった「覚醒作用」がよく知られています。仕事や勉強の合間に、一時的に疲労回復したような気分になれるため、コーヒーやエナジードリンクを毎日のように飲んでいる人もいます。 ただ、カフェインを摂りすぎると、今度は副作用としてめまい・心拍数増加・興奮・落ち着かない・震え・不眠・下痢・吐き気、だるさなど、さまざまな不快な症状が現れることがあります。これはカフェインが脳の中枢神経を刺激することで起こります。

 

|摂取量の目安は?いつからOK?

内閣府の食品安全委員会がまとめた、世界各国の「一日あたり悪影響のない最大摂取量」目安は以下のとおりです。

  • 健康な成人:400mg
  • 妊婦:200~300mg
  • 4~6歳:45mg
  • 7~9歳:5mg
  • 10~12歳:85㎎

400mgは、コーヒーならマグカップに3杯分です。 子どもの場合、目安は上記になっていますが、体重1kg×2.5mgで計算するとよりその子に合った量が算出できるとのこと。 ただし、大人でも適量は個人差が大きく、少量で副作用が出る人もいます。

 

まして乳幼児で実験をするわけにはいかないので、赤ちゃんや子どもの安全な摂取量についての研究データは存在しません。ただ、子どもは単に大人より体が小さいだけでなく、消化器官も発達の途中のため、カフェインによる負担が大きいことや、吸収率が高く副作用が出やすいことから、上記のように考えられています。

 

つまり、「カフェインはいつからOK?」というのは、医学的な指針はなく、決まっていないのです。