夫が自信を喪失して、突然の「ニート宣言」(紗生さん/36歳/自営業)
結婚から3年程たったある日のこと。会社に行くはずの時間になっても、夫がベッドから出てきません。しびれを切らして夫を呼びに行くと、「会社辞めた」と衝撃の告白が。 いったん心を鎮めて話を聞くと…
「自分がどれだけ働いても、紗生の年収には程遠い」
「紗生の給料だけで食っていけるから、少し人生の休憩をする」というのです。 ほかにも、「紗生の関わっている人たちがすごすぎて、自分の無力さを感じる」など、弱音がたくさん出てきました。
早朝から不意に伝えられた、夫の「ニート発言」にかなり戸惑いましたが、「自分にも責任があるな」と反省した部分も。完全に自信を失った夫と、向き合っていくことにしました。 時間をかけて「あなたが必要だ」とか、「頑張って働くあなたが見たい」など、彼が失った自信を回復させるように努力した結果、いまでは新しい仕事を見つけ、元気に頑張っています。 前の職場よりもさらに給料は減りましたが、残業もなく、家事を率先して行ってくれています。もちろん、給与格差に悩まないわけではありません。でも、うちはこれでいいかなと、割り切ることにしています。