ママの顔とパパの顔を使い分け、優しく楽しく、時に厳しく(薫さん / 36歳 / 派遣社員)
シングルマザーはママとしてだけではなく、ときにはパパの役割もしなければいけません。片親だからといって子どものしつけができない理由にはならないし、なにより甘やかしすぎるのが一番いけないと考えています。 だからといって、厳しく頭ごなしにしかるようなことはしません。子どもがいいことをしたらめいっぱいほめる、悪いことをしたらきちんとしかってメリハリをつけます。ほかにも内緒話をするときはふたりでこっそり笑うなど、パパがいたら全部は経験できなかったかも、と思う場面に出会うことも多々あります。 わが家は旦那のDVが原因で離婚しているので、私としては父親に会わせるつもりは一切ないです。子どもも「パパに会いたい」と言ったことは一度もありません。保育園や学校の先生、友達も、パパの話をしているところを見たことないそう。 立派な親か? と聞かれると自信を持ってうなずくことはできません。でも、子どもが小学5年生になったいま、お互い余計な我慢をせず、それぞれが思ったことを言い合える、いい関係が築けてきたと思います。子どもにはママとしての愛情、パパとしての愛情、ひとりでふたり分以上の愛情を注いでいます。