「散らからない」ための収納ルール


<散らからない工夫1>物にはすべて置き場所を決める

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まず、片づけに悩む多くの家庭がそうだと思われますが、よけいな物が多すぎるとグッとハードルが上がります。その場合、最初にすることは、「今の暮らしに必要な物を選び取る」「使っていない物は処分する」といった、よけいな物を減らす作業です。

 

 次に、必要な物を置く場所を決めます。  散らかってしまうのはなぜ?⇒物を置き場所に戻せていないからと理由をたどっていくと、 「そもそも、置き場所が決まっていない」 「置き場所は決まっているが、暮らしに合った適切な場所に置かれていない」 のどちらかに行きつきます。  物は置き場所が決まっていなければ、すぐに迷子になってしまいます。まずは「これはここに置く」という定位置を、それぞれの物に与えていきます。

 

 その時に忘れないようにしたいのが、「使う場所のすぐそばに、使う物を置く」という大原則です。 極端なたとえですが、毎日、1階のサニタリーで使うメイクグッズを2階のクローゼットにしまっていたら、毎回わざわざ取りに行かなくてはならず、使った後もついそのあたりに放置してしまうことになります。これが「散らかり」の原因です。 「毎朝、必ずメイクする」のは使用頻度としてはとても高いので、使いやすい場所に置いたほうが便利ですよね。そこで、「使う場所=洗面所」に置けばいいとわかります。その場で使い、その場に戻すだけなので、使った後にそのままにしてしまう=散らかしてしまうことがなくなります。

 

 このように、すべての物に、暮らしに合った適切な置き場所を決めると、自然と散らかりを予防することにつながります。