3月に放送された『めざましテレビ』(フジテレビ系)では、人気企画「The軽部真一」にウッチャンナンチャンの内村光良さんがゲストで登場。国民的タレントとして愛され続けている内村さんの秘密に迫りました。

実は「人見知りの司会者」だった!?

芸人・役者・映画監督とマルチに活躍している内村さんは、過去に『紅白歌合戦』(NHK)で総合司会を4年連続で担当。他にも司会として数多くのレギュラー番組を持ち、理想の上司ランキングでは6連続で1位を獲得するなど、まさに国民的人気タレントとなっています。

 

そんな内村さんですが、番組内で「司会者で食べていくなんて、本当に思っていませんでした」と本音を告白。デビュー当時、トークはほぼ相方・南原清隆さんに任せていたそうで「私はネタ書いてコントやったら『はい、仕事終わり』みたいな感じ」と当時を振り返っていました。

 

また今でも初対面の人と話すとき、緊張してしまうという内村さん。本番前に出演者たちが集まる控室では、「何て話したらいいんだろう…」と戸惑っているうちに本番が始まってしまうと言います。そのため、自分自身を「人見知りの司会者」と命名。国民的MCである内村さんからは想像ができない意外な一面を見せていました。

内村さん流の「現場を和やかにする方法」とは

対談の後半、内村さんは番組の座長として心がけていることを告白。撮影現場がピリついたとき、気まずい雰囲気がダラダラと続かないように気をつけていることがあると言います。

 

内村さん曰く、ピリついた現場では内村さんやほかの誰かが「さっきはすみませんでした~」とおどけて言うことで、その場が和やかになるそう。「自分はそう悪くはないと思っていても謝る」という、内村さんならではの秘策を教えてくれました。

 

この話を聞いて、最近奥さんにゴミ出しに関してかなり怒られたという軽部真一アナウンサーは「夫婦喧嘩の仲直り方法みたい」とコメント。内村さんも「料理、できたてのやつ食わないと怒られるんですよ」と普段の内村夫婦のエピソードを笑顔で披露し、その場を和ませていました。

ムードメーカーの上司がいると生産性が上がる!

以前放送された『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)では、マーケティング評論家・牛窪恵先生が登場。牛窪先生は、場を和ませるためには“くだらない冗談”が重要だと話します。

 

過去にGoogleが実施した、“くだらない冗談を言う人がチームワークにどのような影響を与えるのか”という実験では、職場に冗談を言う上司がいると仕事の生産性が上がることが明らかになりました。

 

この場合、部下ではなく、上司・先輩が冗談を言うことに意味があるそう。上の立場の人が冗談を言って場を和ませることで関係性がフラットになり、部下ものびのびと自由な意見が言えようになるそう。さらに従業員の満足度が上がったり、離職率が下がったりと、さまざまな面でメリットが。金融系や官公庁など当てはまりにくい業種もありますが、自由な発想が求められる職場であれば有効な方法と言えそうですね。

 

場を和ませるには、ちょっとしたユーモアが大切。職場や夫婦関係でピリついた場面に出くわしたら、さりげなく冗談を言ってみるといいかもしれません!

文/内田裕子 ※画像はイメージです