自宅でおままごとをしている幼稚園児のゆめこに、小学2年生のまめが気まぐれで付き合っている光景を見かけることがあるのですが、そのセリフを聞いているとドキッとします。
メガネをかけて何かを描くようなジェスチャーをしながらふっと顔をあげ、「んもー、またシュウセイはいっちゃった!」と嘆くふりをするゆめこ。
「ママちょっと今日はタイヘンだからパパー!ごはんおねがい!」
それを受けたまめが張りきってこう言うのです。「よーし、今日は“おふろのおうち”に行くか!」
母の仕事のテンパりで子どもたちがウキウキ…なんか複雑
これは私がテンパっているときのわが家の日常なのですが、私の作業時間の確保とイライラしている私から子どもたちを引き離す(これが重要)目的で、夫は子どもたちを連れて温泉施設へ行きます。
とにかくお風呂が大好きなわが家の子どもたちにとっては、温泉施設=最高のレジャー。
夫ひとりで連れて行くことになるため、貸切の家族風呂がある施設に限られてはしまいますが、それでも子どもたちは大はしゃぎです。
満足いくまでお風呂を楽しんだらそこで食事まで済ませ、ピッカピカで帰宅。あとは寝るだけです。なんてありがたい!!
子どもたちはよく幼稚園や学校で「昨日は“おふろのおうち”に行ったんだ」などと自慢をしているようなのですが、それは前日私がギラギラにテンパっていたことを意味します。
さらにおままごとでそこに至る流れまで完璧に再現され…「穴があったら入りたい」ってこういうことかと、生きた日本語を体感しました。