コピー用紙の“ママ名刺”では通用しなかった!!(直子さん / 33歳 / 事務)
最近流行りの“ママ名刺”ですが、私はとても抵抗があり必要性をまったく感じていませんでした。とはいえママ友は欲しいので、仕方なく娘の入園式に備え「名刺風のもの」を作ることにしたんです。 それは、自宅のパソコンを使って作った、私と娘の名前に電話番号、娘の生年月日だけが入った簡単なもの。印刷したのは普通のコピー用紙です。 「できた!」想像以上の出来栄えに、私はとても満足していました。 ところが入園式当日…私は自分の決断を大後悔するハメに陥ったのです。
私が堂々とコピー用紙の「ママ名刺風」を配っていると、あからさまに嫌そうな顔をするママや、なかには受取拒否をするママまで。確かにほかのママたちが交換している名刺はとても手が込んでおり、コピー用紙の人なんてひとりもいません。 しかも気づけば、私の名刺が至る所に捨てられているではありませんか。いくらお粗末なものとはいえ個人情報が記載されているし、がんばって作った名刺です。とても悲しくなりました。 後日わかったことなのですが、幼稚園の“ママ名刺”は「単なる情報交換ツール」ではなく、自分のステータスを誇示したり、細かい情報を入れて「あなたと仲良くなりたい」という気持ちを示したりと、さまざまな意味のあるコミュニケーションツールだったようです。 そんなことを考えると、「なにも伝わらない」私の名刺は、マナー違反だったのかもしれません。