育児、仕事、家事、社会のこと、ママたちが普段気になっていることをCHANTOモニターに大調査!ママたちの「どうして?」を「なるほど!」に変える記事をお届けします。vol.50は「リベンジ消費」についてです。
No.50 リベンジ消費
2021年末に「リベンジ消費」という言葉が話題となりました。外出自粛などの影響で控えられていた消費活動が、新型コロナウイルスの感染の落ち着きに伴い盛り上がることを指す言葉です。
3月21日には、東京など18都道府県に適用されていたまん延防止等重点措置が解除され、大規模イベントの人数制限や飲食店の時短営業要請も原則撤廃となりました。消費活動の回復を期待する声もありますが、感染再拡大の恐れもあり、期待と不安が入り混じる状況となっています。
今回は、コロナ禍が終息した際のリベンジ消費について読者モニターのみなさんの考えを聞きました。
「モノ消費」よりもイベントやレジャーなど「コト消費」を重視
コロナ禍による自粛の日々で、買い物や飲食などさまざまなことに慎重になっているという方も多いと思います。
まずは「コロナ禍が終息したら、旅行や飲食などこれまで控えていたものに予算を割く予定はありますか?」という問いに答えてもらいました。
その回答は「ある」が75%、「ない」11%、「わからない」13%という結果に。「ある」が7割強と、多くの人がリベンジ消費を考えていることがわかります。
では、具体的にどのように使う予定なのか、「ある」と回答した人に複数回答で答えてもらいました。
結果は、1位はダントツで「レジャー費」(47票)。そして2位に「外食費」(22票)、3位「交際費」(18票)が続く結果となっています。
新型コロナウイルスの感染拡大以後、人々が行き来し密集するレジャーやイベントは制限され、どうしても控えざるを得ませんでした。そのため、感染終息後には何か商品を購入する「モノ消費」よりも、レジャーなどに消費する「コト消費」を重視したいという気持ちをみなさん持っていることが窺えます。
次に聞いたのは「コロナ禍が収まったらやりたいことはなんですか?」という問いです。複数回答で答えてもらうと、「旅行」という回答が最多となりました。
海外はもちろん、国内旅行ですらままならない状況が続いたため、多くの人がコロナ禍後は旅行に出たいという意向を持っているようです。他には「飲み会」や「会食」と、多人数で集まる機会を望む声があがっていました。
最後に「旅行に行きたい」という声に関連し、コロナ禍が収まったあとに行きたい旅行先について国内外を問わず3つ回答してもらいました。
結果は、1位「沖縄」(26票)、2位は「北海道」(15票)、3位「ハワイ」(14票)と、上位には人気の旅行地が占める結果に。グルメもレジャーも楽しめる定番の目的地で、久しぶりの旅を思う存分満喫したいという気持ちがみなさん強いのかもしれません。ちなみに4位以下は「台湾」(8票)、「アメリカ」「京都」(6票)でした。
コロナ禍で気軽に楽しめなくなった旅行やレジャー。読者のみなさんは、コロナ禍が終息したらそうした面に予算をかけたいという意向を持っていました。外出や旅行なども控えざるを得ず、不自由な状況に我慢している子どもたちにもたくさん思い出を作ってあげたいと思っている人も多いはず。安心してレジャーや旅行が楽しめる日が待たれます。
取材・文/阿部祐子 イラスト/児島衣里
©️CHANTO調べ 調査期間:2022年1月21日〜27日 調査対象:CHANTOモニター61人