今日はおうちでステーキだー!と張りきってステーキ肉を買ってきたものの、普通に焼いたら思っていたよりも硬くなってしまったという経験はありませんか?これ、サシの少ない 牛肉でありがちな失敗です。だからといって、高級な国産霜降り牛を買うのはなかなかハードルが高いですよね。そこで、今回は外国産によく見られる、赤身が多いステーキ肉を柔らかく焼くコツをご紹介します。

 

ステーキを美味しく焼くには、焼き方はもちろんのこと、下準備も大事です。冷蔵室から出していきなり焼くのではなく、まずは常温にします。これは肉の中まで均一に火を入れるためです。

 

続いて、肉が縮んで硬くならないように、スジを数箇所ほど切ります。そして塩・こしょうを振ります。

 

ここまでできたらいよいよ焼きの工程です。

 

焼くときは牛脂を使います。これで赤身の多い牛肉に不足しがちな脂のコクとうまみをたしていきます。国産牛のようにサシが多く、柔らかい牛肉の場合は、焼くと肉から脂がどんどん出てくるので、牛脂は不要です。逆に油っぽくならないよう、油も引き過ぎないようにしましょう。

    

牛脂が溶けてフライパン全体に回ったら、牛肉を入れ、まずは強火で1分、そしてひっくり返して中火で12分焼きます。焼くのはこれで終わりです。火が入りすぎると肉が硬くなるので、タイマーで時間を計りましょう。

 

最後にアルミホイルで包んで5分休ませ、中までじっくり余熱で火を入れます。これで中がピンク色の柔らかいステーキに仕上がります。

 

ソースはしょうゆベースで。玉ねぎの甘さと酢のさっぱり感がちょうどいい、ステーキとの相性抜群のソースです。