2021年12月17日に放送された『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)では、親のしつけが話題に。アーティストとして活躍する三浦獠太さんや、千鳥・大悟さんが話す親から受けたしつけについて盛り上がっていました。

キングカズの厳しいお金のしつけとは?

三浦獠太さんは、“キングカズ”ことプロサッカー選手・三浦知良さんの長男。両親から金銭感覚を厳しくしつけられたと言います。

 

小さい頃から「お前、学費これくらいだから」と、学校に通わせるのに必要な費用を教示されていたそう。「お小遣いとかもあんまりもらってなくて、そのせいですごいケチになっちゃって」と続けます。

 

「飲み物とか自分で買ったの人に飲まれたら嫌だとか」「友達に奢るとかも親にもらっている間は絶対嫌だったので」とお金の重みを理解していたからこそ、親のお金を安易に減らすことはしたくなかったのだとか。そのせいで「お金持ちのケチ」と周りから思われて苦労したこともあったと言います。

 

今ではお金のありがたみがわかり「しつけとして感謝している」と語りました。

千鳥・大悟さんの父の教えがかっこいい!

続いて千鳥・大悟さんが、「ただのかっこいい話になってもいいですか」と前置きした上で、自身の父について語り始めました。

 

大悟さんが芸人になると父に伝えたときのこと。「何も文句を言わなかったんですけど、ただ1日だけ付き合え」と言われたのだとか。軽トラの隣に乗せられ「今から走る道だけ覚えとけ」と連れられたのがお墓だったと言います。

 

「ぼくの小学校のときの亡くなった担任の先生の墓で。お前が芸人になって、売れようが売れまいがどうでもいい。何の仕事をしてもどうでもいいけど、この墓までの道のりを忘れる人間だけにはなるな、って言って帰って行ったんですよ」と父との印象的な思い出話を披露。

 

スタジオからは「めちゃくちゃええやん」「かっこいいっすね」と、大悟さんの父親の想いがこもった行動に絶賛の声が相次いでいました。

金銭教育について一般的な考え方は?

金銭教育について、世間ではどのように考えられているのでしょうか。GOEN株式会社では4~10歳の子どもをもつ共働きの親を対象に、「将来設計と教育」に関する調査を実施しています。

 

「自分の子どもに金銭教育を受けさせたいと思うか」という質問では82.1%の人が肯定的に回答し、圧倒的多数であることがわかります。なかには「ライフプランをしっかり設計してほしい」「若い頃から資産形成などお金を増やす力をつけてもらいたいから」との意見も。早い段階で生きていくために必要なお金を把握し、自分で増やしていく力を磨いてほしい親の思いが調査結果にあらわれました。

 

また、「子どもに金銭教育を受けさせる場合、どんなことについて学んでほしいか」といった具体的な質問も。最も多かった回答は「お金の大切さ」で70.9%、次いで「お金を稼ぐことの大変さ」で63.7%、「お金の使い方(計画性・堅実性など)」で61.2%となりました。この調査結果から多くの親が、子どもにお金に苦労しないための基本的な考え方を学んでほしいと思っていることがわかりますよね。

 

子どもの教育は十人十色。迷ったときには、今回紹介した考え方を参考にしてみてはいかがでしょうか?

文/牧野聡子 ※画像はイメージです
参照/GOEN株式会社「『将来設計と教育』に関する調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000057383.html