フルタイムで働く、ふたごの小学生のママが実践!
1週間の献立を繰り返す「サイクルごはん」でストレス知らず
病院で栄養士として働きながら、毎日、たった20分ほどで一汁二菜の夕食を作る藤原理恵さん。子どもが食べやすい栄養バランスのよいメニューをラクに作る秘訣は、献立をパターン化することだとか。ブログで注目度急上昇の「サイクルごはん」の魅力を聞きました。
数年前までは、仕事帰りに「今日の夕食どうしよう」と頭を悩ませながら買い物し、帰宅後バタバタと作っていた藤原さん。献立や段取りを考えるのが、いちばんのストレスだったと言います。一方、職場で作る献立は、1週間、1か月などの単位で決めていて、それを繰り返すことも多いとか。栄養はバッチリだし、いちいち献立や段取りを考えないので、大量調理が短時間でできることから、「家もこの方式にすれば、と気づいたんです」(藤原さん・以下同)。
以来、簡単で家族に人気の料理を集めて、平日5日間分の献立を決め、1か月繰り返しています。
「料理は〝考える〟のがいちばん大変。作業がルーティンになれば、一汁二菜も驚くほどラクです」
[藤原さん流 献立の作り方]
Step1 主菜を決める
タンパク質を中心に。魚を焼いて和風、豚肉を炒めて中華風、鶏肉を揚げて洋風、のように材料と調理法と味つけを毎日変えていく。 材料 鶏肉・豚肉・魚・ひき肉を交代で
調理法 焼く・炒める・蒸す・揚げるをとり混ぜる
味つけ 洋風・中華風・和風をかわるがわる
Step2 副菜を決める
ビタミンやミネラルを中心に。野菜を組み合わせ、2品分の栄養をとれるよう意識する。主菜で油を使ったら、副菜はノンオイルが原則。 材料 野菜を2~3種類
調理法 主菜と違う調理法にする
味つけ 主菜と同じ系統を意識して調味料を変える
Step3 汁ものはテキトーに!
最後に、余った食材や冷蔵庫の残りものを汁ものに投入。主菜や副菜と並行して作れるよう、火にかけてほっておくレシピを採用する。 材料 副菜に使っていない野菜や乾物
調理法 基本は煮るだけのほっておくレシピ
味つけ コンソメ、中華スープ、みそ汁にアレンジをプラス
藤原理恵
さん
ふたごの小学生と夫の4人家族。著書『栄養士ママそっち~の「毎週くり返し」だからラク早! 絶品サイクル晩ごはん』(KADOKAWA)が話題。
いかがでしたか?『CHANTO』7月号では、さらに詳細な記事を掲載しています。ぜひ、チェックしてみてください!