育児、仕事、家事、社会のこと、ママたちが普段気になっていることをCHANTOモニターに大調査!ママたちの「どうして?」を「なるほど!」に変える記事をお届けします。vol.47は「ネットショッピングの利用状況」についてです。
No.47 ネットショッピングの利用状況
もはや生活の一部となったネットショッピングですが、コロナ禍の中でさらに利用が増えたという人も多いのでは?
総務省の家計消費状況調査でも、2020年には2人以上の世帯のうち、ネットショッピングを利用した世帯は48.8%と前年を6ポイント上昇しました。支出金額も、1ヶ月の平均が16,339円と、前の年より14ポイント上回っています。いずれも新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛による影響と見られています。
買い物のあり方が変化する今、働く女性たちがどんなふうに利用をしているか調査しました。
2強の「楽天市場」と「Amazon」…それぞれのメリットとは?
ネットショッピングとひとくちに言っても、楽天市場やAmazonなどをはじめ、さまざまなサイトがあります。
「普段ネットショッピングを利用する際、メインで使うのはどのサイトですか?」と尋ねました。
結果としては「楽天市場とAmazonを用途によって使い分ける」という人が多く、全体の34%に。それぞれのサイト単体で利用するという人は、「楽天市場」が35%、「Amazon」18%という結果となりました。「その他」の回答(11%)には「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO」などが上がっています。なお、「使っていない」と回答したのは全体の2%。働く女性のうち、98%の人がネットショッピングを利用していることがわかりました。
「楽天市場」の人気の理由は、楽天ポイントのお得さにあるようです。
コメントには「ポイントが貯めやすい」「楽天カードを使っているのでポイントが貯まる」とのコメントが目立ちました。ポイントアップキャンペーンも定期的に実施されており、実店舗でもポイントを貯めることも使うこともできるため、家計へのメリットは大きいと言えます。
一方、「Amazon」を支持するコメントには「プライム会員は配送料が無料」「配送が早い」との声が。
年会費を払いプライム会員になれば、一部の商品以外は配送料が無料になります。そのため、商品によって配送料のある・なしを比較、検討する時間が基本必要なく、また、購入したものは早ければ次の日には届くので、仕事や家事に終われる私たちにはそのスピード感は嬉しいポイントですよね。
なお、用途によって使い分けているという人は、「基本的に楽天で探して、送料がかかる場合はAmazon」「急ぐもの、Amazonの方が安いものはAmazonで買う。急がないものはお買い物マラソンの時に楽天で買う」など、それぞれのサイトの特色を活かして使い分けているようです。
利用頻度は月2〜3回、利用金額は1万円未満が中心
月のネットショッピングの利用頻度については、「月2~3回」が47%と多数を占め、「月1回」(20%)「週1回以上」(19%)と続きました。
「月に利用金額はどれくらいですか?」という問いには、「1万円未満」が50%、「1万円以上3万円未満」が34%、「3万円以上5万円未満」13%という結果に。
なお、ネットショッピングで購入する商品についても尋ねたところ、多いのは「日用品」(43票)と「子ども用品」(39票)でした。
日用品や子ども用品は、洗剤やオムツなど重いもの・かさばるものが多く、平日の仕事帰りなどには買って帰るのが難しいことも。ネットショッピングであれば家まで持ち帰る手間もないため、みなさんそうした商品の購入のために利用しているのでしょう。利用頻度と購入金額から考えると、月に数度、ストックがなくなるたびに利用していることが推察できます。
お得な楽天市場と、スピード感のあるAmazon。みなさん、それぞれのサイトのよさを十分に理解しており、購入する商品や自分の状況に合わせてうまく活用しています。
それぞれのサイトで付随するサービスや、住んでいる地域での利用のしやすさなども異なるため、改めてそれぞれどんなふうに使い分けるか検討してみるのもいいかもしれませんね。
取材・文/阿部祐子 イラスト/児島衣里 ©️CHANTO調べ 調査期間:2021年8月24日〜9月3日 調査対象:CHANTOモニター65人 参考/「家計消費状況調査年報(令和2年度)結果の概況」(総務省)https://www.stat.go.jp/data/joukyou/2020ar/gaikyou/pdf/gk01.pdf