夫から『リングフィットアドベンチャー』をプレゼントされたことがきっかけで、1年で15キロのダイエットに成功したあっかさん(35歳)。減量に成功してからは自信もつき、前向きな毎日を送っています。ダイエット後の生活や気持ちの変化を聞きました。
好きな洋服が選べる幸せ。努力する意味を知りました
1年で15キロ減量してから、あっかさんにはさまざまな変化があったといいます。いちばん嬉しかったのは好きな洋服を選べることでした。
「以前はウエストが入るかどうかが、洋服選びの基準でした。“身長に合った洋服を着られるってこんなに幸せなんだ!”と感動しました。丈がピッタリだと、シルエットが全然違って見えるんです。それに、当たり前かもしれませんが、ウエストに洋服の跡がつかないのも新鮮です(笑)」
もともと社交的な性格のあっかさんですが、以前よりも人に会うことに自信を持てるようになりました。
「以前から、太っていること自体はそんなに気にしていたわけではないのですが、やせる努力ができたことが、自己肯定感につながっています。ダイエット後、転職を経験しましたが、オンライン面接も気おくれせず受けることができました」
これまでずっとふっくらしていたあっかさん。ダイエット後の周囲の反応も、相当なものでした。
「ダイエット宣言をしていた友人たちは驚き、“本当に頑張ったねー!”と、ほめてくれます。目に見えて体形が変わったので、ダイエットを伝えていなかった人からは、“何かつらいことがあってやつれちゃったの?”と心配されたほど(笑)。夫も“頑張ったね”とねぎらってくれます」
目標を決めないダイエットが危険な訳
ダイエットに夢中になりすぎて、どこまでやせたらいいかわからなくなった時期もあったといいます。食事制限した際は、好きなものが食べられないストレスで、不機嫌な時間が続いたことも。
「1日の総摂取カロリーを決めて、太りにくい食材を選んで食事管理すると、面白いようにやせるんですよね。モチベーションも上がるし、ちょっとしたゲーム感覚で。でも、もともと食べるのが大好き。ガマンし続けるのはしんどいし、限界がありました」
振り返ってみると、食事管理がストレスになっていた頃は、何キロやせたいか、なぜダイエットをしているのか、明確な目標を見失っていたそうです。
「ゴールを決めておかないと、どこまでダイエットしたらいいかわからなくなります。だから知らず知らずのうちにムリをして、ストレスをためかねません。『何キロ減量』や『目標の体型』など、ゴールは決めたほうがいいと思いました」
1年間で15キロのダイエットに成功するのは、客観的に見るととても理想的。でも実際は、孤独を感じるときもあったそうです。
「ダイエット中に、停滞期やリバウンドはどうしてもあるんです。そんな時は、それだけ伸びしろがあるんだ、とポジティブにとらえるように。焦らないためにも、SNSで目標となる人や仲間を見つけ、励みにしていました」
現在の目標は50キロ以下の体重をキープすること。食事を楽しみつつ、身長に合った好きな洋服を選べる体型を維持していきたいと考えています。
続ける習慣が身につけば、他のことも前向きに
ダイエットをしたことで、変わったのは自分に自信を持てたことでした。
「ダイエットをする過程も結果も、自己肯定感を高められました。これまで挑戦したことのない食事管理や筋トレを始めたのも、自分にとっては大きな挑戦。リングフィットアドベンチャーをクリアできたことも嬉しかったです。自分が頑張れたことを、ほめてあげたいです」
ダイエット前であれば、生活の中で自分に甘くなってしまいがちな場面でも、踏ん張れるようになったのも大きな変化です。
「ダイエットの成功体験で、しんどいことがあっても“今ガマンしたら、この先ちゃんと結果が出る”と思えて、自分は頑張れる人間だと信じられるように。その後、経理未経験ながら簿記の勉強も始めたのですが、そこでも投げ出さずにやり遂げられたのは、ダイエットが成功したのが大きいと思いますね」
あっかさん ブログ https://note.com/acca_acca_acca
文/齋田多恵 画像提供/あっかさん
※上記は、あっかさん個人の経験談・感想であり、ダイエットの効果を保証するものではありません。