かわいいものを探すのが大好きな文筆家の甲斐みのりさんに「かわいい」「おいしい」「心に残る」の3拍子がそろった“手渡したら確実に喜んでもらえる”ご当地のおみやげを「3つだけ」厳選してもらう連載。
さらに、忙しいママたちのために、3つのうち、少なくとも1つは必ず「遠方からもお取り寄せできるもの」を選んでもらいました。「忙しくてご当地に行っているヒマがない!」というママでも、手に入れることができますよ。
今回の記事で甲斐さんがご紹介してくれるのは、“納豆とほしいもと、そして意外なあれも”【茨城県】のおみやげ3選です。
甲斐みのりさん的「茨城」のお土産
茨城の名産物と聞いて、まっさきに思い浮かべるのが、納豆と干しいも。
個人的にこのどちらもが大好物な私は、日頃からよく銀座にある茨城県のアンテナショップ「IBARAKI sense」に立ち寄って、買い物を楽しんでいます。
温暖な気候で土も肥えた茨城は、全国2位の農業産出額を誇り、首都圏の食生活を支えています。
今回は、茨城の大定番でありながらひとあじ違った名物から、「これも茨城にゆかりがあるの!?」と驚きのある歴史的な葡萄酒まで、お楽しみください。
1:【取り寄せ可】いばらき農家の納豆/菊水食品 1847円
生産者の顔をイラスト化したパッケージの納豆の詰め合わせ。日立の納豆職人が大豆ごとの特性に合わせた製造方法や品種で作った納豆が、基本的に6種類入っています(※大豆の生産は天候や獣害など、さまざまな環境に大きく左右されるため、2021/6月より2種類の大豆がたりなくなっており、現在は4種類6個での販売をしています)。
「茨城を訪れたら、必ずといっていいほどお土産として納豆を買って帰ります。いろいろな種類の納豆がありますが、こちらはまず、パッケージがかわいい。そして、いろいろな生産者が作ったそれぞれの個性的な味を食べ比べられるのもとても楽しくて贅沢だと思います。作った人の顔を思い浮かべながら食べると、より愛を持って味わうことができますよね。納豆好きへのお土産としては、間違いないと思います 」
いばらき農家の納豆
- 販売店:菊水食品
茨城県日立市東大沼町4-29-11 - 通販:可
2:【取り寄せ可】 干しいも 白雪/マルヒ たまゆたか130g 410円、べにはるか120g 370円
茨城といえば、干しいもも有名です。地元では「乾燥したいも」という意味で「かんそいも」と呼ばれています。オーブンで焦げ目がつく程度にあぶると、さらにやわらかく独特な風味が味わえます。
「マルヒ」の干しいもは、定番の「平切り」、半生タイプの「丸干し」、食べやすい「角切り」、スナック感覚の「細切り」の4タイプ。芋の種類は、べったりとしていて甘味が強いべにはるかと、噛めば噛むほど味がでてどこか懐かしく優しい味わいのたまゆたかの2種類があります。
「茨城にはいろんな生産者が作る干し芋がありどれもおいしいのですが、このゆきんこちゃんの絵に惹かれて購入してみたら、おいしさも抜群。干し芋とはいえ、とても新鮮!ホクホクとした食感でいただけます。腹持ちもよく、お子さまのいるご家庭にもオススメです」
干し芋 白雪
- 販売店:マルヒ
- 通販:可
3:【取り寄せ可】香竄葡萄酒/合同酒精株式会社 1183円
国指定重要文化財になっている日本で最初の本格的ワイン醸造場「牛久シャトー」。その創設者である神谷傳兵衛(でんべえ)が明治14年に発売したのが蜂印香竄葡萄酒(はちじるしこうざんぶどうしゅ)です。それをベースに、ローヤルゼリー、ドクダミ、よもぎ、カリン、ビワ、イチョウ、プルーン、ケイヒ、チョウジ、ショウズク、コリアンダー、甘草、山椒、ダイダイ、ニクズク、ショウウイキョウ、ダイウイキョウ、熊笹、ニンジン、蜂蜜、エゾウコギ、レイシ、クコの実、サンザシ、トショウ…と、実に25種類ものエキスを配合したのがこのロングセラー商品です。
「ラベルがとても美しいですね。味は少し甘めで、食前酒として味わうのに適しています。ジュースや炭酸と割ってアレンジしても飲みやすくおいしいですよ。存在感のあるレトロなラベルは、飲み終わったあともとっておきたくなる特別感があります。体にいい素材を使っているので健康志向の方へのお土産にも」
香竄葡萄酒
- 販売店:牛久シャトー
茨城県牛久市中央3-20-1 - 通販:可
PROFILE 甲斐みのり