A.】「もう仲直りできないくらい喧嘩した」と伝えました
(珠紀さん / 33/ アパレル店勤務)

私が離婚したとき、子どもはまだ3歳でした。ある程度の指示や話はわかっても、まだ難しい話は理解できません。ですので、子どもが理解できる言葉を選んで、うそや間違いのないよう伝えました。 「パパとママは、たくさん喧嘩しちゃったの。仲直りできないくらいいっぱい喧嘩しちゃったからもう、仲良しにはなれないの。だから、パパとママはバイバイしたんだよ」と素直に伝えたんです。 子どもは、すごくびっくりしていて「パパとバイバイ? もう遊べないの?」と聞いてきました。「パパとはまた遊べるよ。〇〇ちゃんにとって、パパはずっとパパだからね」と伝えると、少し安心していたみたいです。

shutterstock_515542447

子どもがある程度大きくなるまで、事実を話すのをやめようかとも思いましたが「子どもが、親に信用されていないと誤解することもあるから、そこは慎重に考えてね」と先輩ママに教えてもらったことがあって。それもそうだなと思い、事実をわかりやすく伝えることにしたんです。 いまはもう、子どもも8歳。大人の話もほとんどわかるようになったいま、「自分にはパパがいない」という認識ではないことを、安心しています。 パパとはいつでも会える、一緒に住んでないだけ、というふうに思っているからです。実際にこれは間違いではないので、いまではちゃんと伝えてよかったな、と思っています。