もし自分の息子や娘に「ママよりも友達のママの方がきれい!」と言われたらどう思いますか? 他のママと比べられたとき、ショックを受ける人は多いはず。先日、ネット上にはこの問題に直面したAさんからお悩みが寄せられ、話題になりました。

娘に「○○ちゃんのママの方がきれい!」と言われた…

Aさんはある日、帰宅してきた小学校低学年の娘に「○○ちゃんのママがモデルみたいにきれいだった!」と報告されたそうです。

 

最初のうちは「そうなんだ」と深く考えずに相づちを打っていたAさんでしたが、娘からの「ママも○○ちゃんのママみたいにきれいになれないの?」「○○ちゃんが羨ましい」という言葉に驚愕。

 

他のママと比べられたことが想像以上にショックで、何と返事をすればいいのかわからなくなったといいます。

 

その後も精神的ダメージを引きずっていたAさんは、SNS上に「子どもに『友達のママの方がきれい』と言われたらどう思う?」と質問。

 

彼女のお悩みを見た人からは「私も言われた経験がある。子どもの無邪気な言葉って時として残酷」「しばらく立ち直れなかった」など共感の声が。わが子の「他のママが羨ましい」発言を体験している人は意外と多いようです。

“人は人”と自覚するべき!?

ショックを受けているママが多いなか、「やる気を高める燃料にしてる!」と語る人も。

 

ほかにも前向きに捉えている人は多く、「単純に他のママに負けたくないから外見に磨きをかける」「確かに子育てを始めてから化粧やファッションは手抜きに。子どもの言葉をキッカケにまた頑張ろうと思える」といったコメントも目立ちました。

 

一方、「ネガティブな感情を抱かない」という強いメンタルの持ち主もいる模様。たとえば「友達のママを褒めているだけであって、自分のママを嫌っている訳じゃない」「子どもも深く考えて言っていないはず。軽く流すくらいがちょうどいい」などの主張も。

 

さらには、「魅力は人によって違うもの。私だったら子どもに『人にはいろいろな魅力がある』って説明する」という意見も見られます。“人は人、私は私”と自覚することで、比較に対して悪い印象を抱かずにいられるのかもしれません。

比較は悪い行為なの?

「他のママが羨ましい」発言をピックアップしましたが、逆に、親が他人の子と自分の子を比べてしまう場合も。ネット上では「子ども同士を比較するのは教育上よくない」などの声が多数上がっています。

 

ところが、保育士&YouTuberであるてぃ先生の意見は違う様子。自身のYoutubeチャンネルでは比べる行為に対して「決して悪いことではありません」とコメントしています。

 

てぃ先生いわく、そもそも人には、“子どものたりないところを補おうとする習性”があり、意図的に他の子と比べているのではなく、無意識のうちに比較してしまうそう。比較することで“自分の子にたりない部分”が見えてくるのだと説明していました。

 

それでは、他の子との比較にはデメリットはないのでしょうか。

 

てぃ先生によると、比べても仕方ないことを比べるのはNG。「あの子ができているのに、なぜあなたはできないの?」と比較するよりも、具体的な改善方法を伝える方が効果的です。

 

不快な思いをする場合もある“他人との比較”。自分の子どもが他のママを羨ましがっていたときは、今回のアドバイスを思い出してみてくださいね。

文/牧野聡子  ※画像はイメージです。
参照/てぃ先生公式Youtube「我が子と他の子を比べるのはダメなこと? ダメな親? 【保育士の答えは】比べていいです」https://www.youtube.com/watch?v=4RHHfGlks_g&t=189s