8月15日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)には音楽家&総合エンターテインメントプロデューサーのつんく♂さんが出演し、MCの林修さんと対談。自分のことを凡人と思っていたつんく♂さんが“天才に勝つ方法”を話してくれました。
自分を凡人と認めたつんく♂さん
つんく♂さんといえば1988年に結成したロックバンド「シャ乱Q」のボーカルとして有名。「ズルい女」といった楽曲はミリオンセラーを達成し、順風満帆に見えるようなキャリアを歩んでいます。
しかし実はデビュー当初、同期の「Mr.Children」や「スピッツ」に比べてCDが売れなかった「シャ乱Q」。つんく♂さんは当時を振り返り、「(Mr.Childrenが)先に100万枚売れて、ドラマの主題歌とかCMソングとか決まって、『くやしー!』って思っていた」とコメントしています。
「Mr.Children」との出会いで、自分が凡人だと痛感させられたというつんく♂さん。しかし凡人と認めたことがキッカケになり、さらに音楽活動に力を入れ始めました。ちなみに「モーニング娘。」と「シャ乱Q」などを合わせると、年間で100曲も作っていたそうです。
天才に勝つための方法は2つ?
凡人と自覚した上で努力を重ね、結果を出し始めたつんく♂さん。しかし凡人と再認識させられた経験は他にも。それはシンガーソングライター・宇多田ヒカルさんの存在です。
つんく♂さんは以前、本格的なR&Bを意識した「Memory 青春の光」という「モーニング娘。」の楽曲を制作しました。「こんなR&Bをかける作家は他にいない」と自負していたところ、デビューした宇多田ヒカルさんの曲を聴いて「何これ!?」と絶句。
「R&B的なので勝負したらあかん」と考えたつんく♂さんは作曲の路線を一気に切り替え、その後に誕生したのが「モーニング娘。」の名曲「LOVEマシーン」でした。
2人の天才アーティストと出会ったことで、つんく♂さんは「数をこなす」「得意なことよりも好きなことを見つけてやり続ける」の2つが“天才に勝つための方法”だと気づいたそう。好きなことを好きなようにやるのではなく、ビジネスとしての成立を最優先して作曲し続けたことが成功につながったといいます。
視聴者からは、「凡人でも自分次第で成功を掴み取れる… 勇気をもらえた」といった声が後を絶ちません。
意外と“寝ること”が大切!?
成功するために役立つ“つんく♂さん流のメソッド”。実は「2ちゃんねる」の創設者である西村博之さんも、YouTube上で“天才に勝つ方法”を紹介しています。
ビジネス系YouTuberのマコなり社長が以前公開した動画に登場した西村さん。マコなり社長が「現在地まで来られた特別な考え方やスキルがあれば教えてください」とたずねたところ、「寝ること」と答えていました。
西村さんは、自身の能力値に対して「たぶん65点くらい」とコメント。そこまで高い点数ではないですが、体調を良くすることでいつでも“自分が出せる最大値”を維持できるそうです。
また能力がある人でも体調を崩せば、出せるアウトプットのレベルが下がる場合も。コンスタントにパフォーマンスを発揮できる西村さんは、「いつもの能力より下がることをやらないようにすると65点は出し続けられる」と自論を展開していました。
仕事面で「成長できない」「ミスが多い」という悩みを抱えたときは、今回紹介したアドバイスを参考にして、考え方を変えてみる手もあるかもしれません。
文/牧野聡子 ※画像はイメージです。
参照/マコなり社長公式YouTube「凡人が天才に勝つ方法は『寝ること』ひろゆきの人生を変えたスキル」https://www.youtube.com/watch?v=kef2T7RA86I