みなさんは、子どもが大人になった後のことを想像したりしますか? 家から巣立つ場合もあれば、反対に独り立ちせず実家に住み続けるパターンも考えられますよね。
“子どもをいつまで実家に住ませる?”問題に対して、ネット上では様々な意見が寄せられていました。
子どもは何歳まで実家に住ませる?
20代後半まで親元で過ごしたAさん(女性)は子どもを授かったことがキッカケで、「いつまで実家に住まわせてもいいものだろう?」と考えるように。
彼女の中では「親のスネをかじってしまった…」という罪悪感があったため、自分の子どもには早いうちに自立してもらいたいと思っています。
そこでAさんは、SNS上で「みなさんはいつ頃までを想定していますか?」と質問。彼女の問いかけには“いつまでも居てOK派”と“なるべく早く自立してほしい派”からの主張が。
まず“いつまでも居てもOK派”の声を見ていくと、「本人が出ていきたいと思うまで居てくれても構わない。その代わり多少はお金を入れて欲しいかな」「結婚したら出ていけばいいと思ってる。女性は、一人暮らしだと危険なこともあるし」などのコメントが上がっていました。
社会人になったら自立させるべき!?
“ずっと実家に居てもいい派”は無条件に居住を許可するのではなく、「生活費を入れる」「結婚するまで」などのルールを決めている親が多数。
一方で“自立してほしい派”からは「社会人になったら、すぐに自立するべき。早いうちに“一人でやる”という環境に慣れた方がいい」「リミットを決めないと、いつまでも親に甘え続けると思う」といった意見が。
「大人になればひとりで生きていくもの」と認識している人は少なくないようですね。
反対に子ども側は、“実家に住んでもいい期間”に対してどのように思っているのでしょうか?
ネット上には「一人暮らしってそこそこ費用がかかるので、簡単に貯金ができない。やりたいことに必要なお金が貯まるまでは“実家住み”を許して欲しい」「子どもは親に世話してもらう時期。大人になった後は親孝行するべき」など様々な主張が上がっていました。
実家を出る年齢は“18歳”が多数
人によって捉え方が違う“子どもを実家に住ませる期間”。“自立してほしい”という親は少なくないようですが、そもそも子どもが何歳になったら巣立つ場合が多いのか気になりますよね。
LINE株式会社は、以前“初めて実家を出た時の住まいや暮らし方に関するアンケート調査”を実施。15~59歳の男女を対象に“実家を出た年齢”をたずねたところ、男女共に「18歳(男性34%、女性26%)」がダントツのトップでした。
さらに“実家を出たキッカケ”も質問すると、男性の場合は「進学」「就職」などの回答が多数。
一方で女性は、「結婚」「進学」といった答えが上位に。同調査の解説いわく、「24歳」「25歳」で実家を出た人は男性に比べて女性の方が多いそうです。「24歳」「25歳」の“実家を出ていく割合”が高いのは、“結婚などが影響している”と推測していました。
実家に子どもを住まわせる期間は家庭によって様々。子どもの成長に繋がるよう、サポートできれば理想的ですね。
文/内田裕子
参照/LINE株式会社「はじめて実家を出たときの住まいや暮らし方に関する調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002578.000001594.html